2018年8月21日火曜日

【会社四季報】株主数が増えるってどいうことなんだろう

会社四季報まとめページ

先日、個人向けIR説明会に参加してきたのですが、そこで「おたくは株主数が減っているようだがどう考えているんだ」と詰め寄っていた爺さんがいたんですよ。結局の所、優待を採用してほしいという結論ありきの質問だったようですが、株主数の増減で何か投資のヒントがないかなあと思い、取り敢えず数字を表示してみました。




条件は以下の通り。


株主数の多い順に並べました。


圧倒的にみずほフィナンシャルグループ[8411]です。低位株で配当利回りが4%近く、メガバンクなので知名度が高いというのが理由でしょう。

すかいらーくホールディングス[3197]は、優待目当ての個人投資家がファンド(ペインキャピタル)の株売却を吸収したからでしょう。3倍に増えた株主に株主優待を配布するとなるとコストはかなり増えそうですね。

次に株主数が減った率が多い順で並べてみた。


東栄リーファーはTOBが掛かっているので例外でしょう。2期前に株主数がないのは前々期に新規上場した銘柄です。モリトは優待廃止の影響でしょうね。残酷なものです。

キトーやラクーンの株主総会で聞いた話なのですが、機関投資家が株を集めるとそれに反比例して個人投資家が株を手放す傾向が強いんだそうな。株を集める過程で利食いしてしまうからなのでしょうね。

なので株主数が減ったからと言って悪いことが起こっているという訳ではないことに注意してください。とはいえやっぱり株主が減るというのは寂しいものです。

次に株主数が増えた率が多い順で並べてみた。


杉村倉庫[9307]ですか、、、。IR銘柄として2017年末に盛り上がり、'18/02には随分落ち着いた銘柄です。3月末まで持っていた人が如何に多かったかということでしょう。想像ですが、あの相場で逃げられなかった人が如何に多かったかということかと思います。

原田工業[6904]は、'18/02に優待を新設したのが多いんでしょう。恐ろしいですね。

最後に1人あたりの時価総額で大きい順に並べました。


株主数が異様に少ないのは新規上場銘柄なので無視してください。

機関投資家が好んで買う銘柄が揃ってます。

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私には直接、投資に役立ちそうなデータは得られませんでした。もう少し絞り込めば、もしかして何か投資のヒントになりそうな気はしたのですが、みんながんばれ =)。

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