8038 東都水産
東都水産 [8038] 今回、初めての決算説明会開催につき紹介する。コーポレートガバナンス・コードへの対応、知名度向上が開催目的。豊洲市場の卸売業者としては、18/3期売上高で業界2位、首位は当社の1.7倍の売上高の中央魚類(8030)。3位はマルハニチロ傘下の大都魚類(8044)だが、— 決算説明会 (@gantky1) 2018年12月8日
当社とほほ同じ位の売上高。利益では当社がトップで、利益管理が優れているとの説明。それもあるかもしれないが、「冷蔵倉庫及びその関連事業」部門に入るバンクーバー所在子会社(個別数値の開示無し)が収益源とのことで(同期部門利益9.5億円、部門別利益構成比率7割)、他社は海外での買付、加工の— 決算説明会 (@gantky1) 2018年12月8日
子会社が無いので、これが他社比での利益面を含めた優位性と言えよう 。中央魚類の18/3期部門損益を見ると、卸売は若干の赤字、冷蔵倉庫と不動産賃貸で9割強の利益を上げている。課題は、国内漁業の衰退が進行中であり、海外漁業資源へのアクセス向上で、同子会社を通じてカナダでの漁業権の(続く)— 決算説明会 (@gantky1) 2018年12月8日
東都水産(承前) 獲得等の展開を図っていく計画。なお、19/3期上期は、同子会社での繰越在庫の処分が主な要因で、同部門営業利益が、前年同期比 2.9億円減の 0.2億円であるが、一過性のもので、下期以降の回復を見込む。11/9に営業利益で通期1億円、8億円への上方修正をおこなったが、豊洲市場への— 決算説明会 (@gantky1) 2018年12月8日
移転経費が計画比少なくて済んだこと等による。この修正後でも、豊洲での運営経費が不明の為、かなり保守的に通期予想は立てている(前年度営業利益は14億円。例年、増益修正しているので、保守的な予想をする企業と思われる)。中計は、豊洲での経費がわかってから作成の予定と。— 決算説明会 (@gantky1) 2018年12月8日
決算説明資料に自社のSWOT分析あるの初めてみました。今回が決算説明会初参加だけはありますね =)。
豊洲移転は、コストアップや既得権益で新しい企業が入り込めないことを問題視している記事が多く見られました。
既に魚河岸市場を通さない流通が多くなっている状況からも、水産業卸売で利益率を高めるのは難しいと思われます。それ以外のビジネスを伸ばすべきでしょうね。
この手の既存ビジネスでのガマン大会をしている要因のひとつに不動産事業があります。昨今のテレビ事業の衰退でも事業が続けられているのはひとえに昔から持っている不動産賃貸が支えになっていたりします。こうなると本業はますます衰退していくことになるんですね。
保有不動産である東都水ビルの位置をみると、賑わっている築地市場よりは離れていますが築地跡地の状況次第ではかなりの資産価値を生み出す可能性があるかもしれません。
やや空室が目立つのは豊洲移転の影響なのかな。
- IR情報 | 東都水産株式会社
IR本拠地。決算説明資料あり。
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