2019年1月21日月曜日

5631 日本製鋼所 - 野村IRフェア2019メモ

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5631 日本製鋼所


日本製鋼所は、鋳鍛鋼と樹脂機械を製造する企業です。四季報の同業他社に大同特殊鋼[5471]住友重機械工業[6302]東芝機械[6104]


  • 主力の鋳鍛鋼とはなんぞ?
    鋳造と鍛造を用いた加工技術。火力炉や原子炉は鋳造技術に近い。
    利益率が高かった原子炉は現状厳しい。中国で原子炉を自前で製造するようだがかなり厳しいのではないか。火力炉は原子炉ほど品質に厳しくないようだ。
  • 鉄鋼セクターの利益率がほとんどないんじゃが?
    現状、厳しい。他社にはない技術を持っているが需要がないのが理由。依然、弊社でしか作れない製品が多く、鉄鋼は細々と続けていく予定。宇宙技術など後に必要になる製造技術を持っているので期待していただきたい。
  • 防衛関連機器って何?
    戦車の部品や砲台等。官の仕事はあまり利益にならないが、長期で受注がもらえるのが唯一の利点。

    戦前、戦艦の砲台とか作っていたとかこの手の製品の老舗ではある。
  • 機械が好調だが、そもそも祖業の鉄鋼業とのシナジーは?
    製造に関わる事業として関わりを持っている。戦前から加工に関わっている。
  • 今後、機械セクター、厳しくね?
    世界でもシェアの高い機械を多く持っている。ペレットを製造する機械(造粒機)の世界シェアは35~40%、東レと共同で開発したセパレータフィルムは60~70%と高く、いずれも引き合いの強い製品である。逆に射出機は競合が多い。変わった製品だとドラム缶の内側に樹脂を射出する機械も扱っているがシェアは100%に近い。
  • 決算説明会の質疑応答の議事録が公開されてるがどんな心境で?
    今回、初めて公開した。積極的な開示を目指している。

    今回のIRフェア参加もはじめての試みとのこと。

今回は初めてということもあって興味本位の質問ばかりしてました =)。受注や中期経営計画については次の機会に聞いてみたい。

IRに力を入れ始めているようなので、もう少し注目が集まってもいいんじゃまいかとは思ってます。

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