2013年8月27日火曜日

【投資アイディア】 年率5%の投資アイディア 2013年版

年率5%の投資アイディアまとめページ

10.06.07のブログから棚卸。

NISA関連として使えないか検討中なんだが、損失と合算できないというのはやっぱり心理的圧迫が無い訳でもない。やっぱり今の気持ち的には債券ファンドの方が向いている気はしている。今回のは債券っぽい銘柄のようなものだけどね。



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「年率5%平均で儲かればいいんですよー」みたいな事を抜かしている割には随分リスクの取り方が雑だなと心で思いつつ、そのとき思ったアイディアを書いてみる。

条件は以下の通り。

  • 配当利回り3.5%以上
    インカムゲイン中心。キャピタルゲインだと利益に安定性が出てこない。よってキャピタルゲイン1%程度は期待するものの主力はインカムゲインにするべきだ。
  • 安定配当
    業績に応じた配当を支払う企業も増えてきたがこれでは市況で利益が上下してしまう。今回の投資の目論見とは異なる。
  • 株主資本比率50%以上
    安定度の目安。これより下で高配当というのはチョット怪しんだ方が宜しいかと思われる。もちろん事業上の特殊要因は排除して宜しいかと。
  • 参入障壁の高さ
    参入障壁が低いようでは常にリスクに晒されるようなものだ。外敵が少なく、独自性が強く、参入しにくい産業がいい。
  • 安定した業績の内需銘柄
    成長性なら外需だろう。内需にはもう成長の余地は少ない。いずれスイスのネスレのような企業が増えていくと思われるが今はその時期では無いだろう。国外の荒波に晒されるリスクより国内でヌクヌクしていた方がリスクは少ないと考える。
  • PER・PBR・ROA無視
    この手の指標で見定めるとこの投資ではうまく行かないはずだ。常に業績が安定していて、ある程度のインカムゲインが期待できるところの株価は安定している。割安になることはまず無いと思ったほうがいい。平均PERを参考にしてそれを下回るあたりが買い増し時期と考える。
  • (出来れば)東証一部
    これは難しいかもしれない =)。流動性が高い方がヨサゲなのだが流動性が高いということはリスクが低いということで、株価もその分高めだ。

上記の条件を満たした銘柄をピックアップしてみる。配当利回りは13.08.27現在。


  • 8898 センチュリー21・ジャパン
    配当利回り4.26%。
    不動産仲介業の仲介。センチュリー21という看板でサービスフィーを稼ぐモデル。不動産不況の時期でも安定した利益を稼ぎ出している。今後も大きく業績を崩すことは無いのではなかろうか。配当性向は50%程度を維持。この銘柄も流動性は少ないのがアレ。
  • 3834 朝日ネット
    配当利回り3.84%。
    ネット接続業。概ね安定的な業績で高配当を維持。プロバイダーという業種では成長面では厳しいかも知れないが、残存者利益を享受できる可能性は高いとみている。広告費用も必要無くなるしね。
  • 7442 中山福
    配当利回り3.67%。
    食器類の商社。シェアが高い。強い成長性は望めないものの配当性向は高く、利益は安定している。如何にも商社っぽい。
  • 2417 ツヴァイ
    配当利回り3.83%。優待イラネ。
    結婚仲介業。イオン子会社。従業員が少なく利益が高いビジネス。サクラ対策とかどうしようもないことを聞いた記憶有りw。業績は安定しているものの参入障壁は低めと判断。
  • 2305 スタジオアリス
    配当利回り3.62%。新規追加。残存者利益を評価。月次・優待有。
    写真屋さん。季節性が強いので赤字の期間があるが1年を通じて安定した成長を見せている。同業他社は2719キタムラくらい。市場としては小さくなる一方で、中小の写真屋を飲み込む形で寡占化が進んでいる状況。
  • 2674 ハードオフコーポレーション
    配当利回り3.62%。新規追加。月次有。
    リサイクル業。ここ数年で随分財務が良くなった。リサイクル事業は成長産業との見通しを持ってます。景気が良くなったとしてもリサイクル事業が低迷するには至らないんじゃないかな。過去の資産をグルグル回して安価に過ごす、そいう時代ですよええ。
    直近だとFC先のワットマン脱退で収益性が疑われてやや株価低迷中。1Qと月次からはそれを上回る状況なのでそんなに気にするほどではないんじゃないかな。
  • 5187 クリエートメディック
    配当利回り3.60%。新規追加。
    医療機器メーカーで消耗品。一定の売り上げは確保できるんだけど成長性でイマイチ感があって万年高配当銘柄になっている様子。高齢化社会になればもっと利用機会が増えるはずなのでもう少し評価されてもいいんじゃまいか、とは思ってる。竹田和平銘柄。
  • 9986 蔵王産業
    配当利回り4.30%。新規追加。
    清掃用具商社。機材は輸入品なので為替の影響を受けやすい。コンビニの清掃用具の多くを納品していて一昔、コンビニブームの陰で一度相場があったようです。アベノミクスでビルが建つ → ビルが建てば清掃用具が売れる → ウマーという単純聴牌系を描いてます =)

以下、次点。

  • 3633 ペパボ
    配当利回り3.39%なので次点とした。優待有。
    GMO 子会社。サーバーレンタル屋さん。参入障壁は低め。そろそろ寡黙化が始まったかも知れず。カラーミーショップテコ入れとパブーの進展あたりに興味がある。成長性と いうリスクを含んでいるが配当利回りの高さを評価。
  • 2391 プラネット
    配当利回り3.22%なので次点とした。
    EDI システム仲介。大株主の構成をみると安定度とシェアの高さを窺わせる。品数・店数が増えるとその分、仲介料としてチップが稼げる仕組み。一度構築してしまえば他社へ の移行はしにくいだろう。流動性が少ないのがアレだがビジネスの安定性を評価した。配当は安定的。成長面でも評価している。
  • 7466 SPK
    配当利回り3.06%なので次点とした。
    自動車保守部品を扱う商社。毎年安定した利益を出している。如何にも商社らしい。競合他社は多いかも知れない。成長性意欲だろうけど海外事業が増えたのは懸念点。
  • 7893 プロネクサス7921宝印刷
    配当利回り3%台なので次点とした。優待有。
    ディ スクロージャー業。法的に必要な業種だが新規参入するほどのパイもないし、業務で難しい面が多い。今後も上記の2社がこの業種を独占するだろう。直近の懸念はIPO不足、上場企業の減少等による収入減だろうか。優待制度を取り入れているのでこれを加味するとインカムゲインは多い。
  • 2300 きょくとう
    配当利回り2.52%だが残存者利益を評価してみた。新規追加。
    クリーニング屋。新規出店する速度と閉店する速度が拮抗していて不安にさせる銘柄でもある。クリーニング機器は比較的高価(1千万円程度?)のため、個人運営は難しい状況で、かつ利用者低迷のため寡占化が早まってる。とはいえ無くなる事業でもないので、大型資本に飲み込まれる形で生き残る事を考えると、立ち位置は悪くないとの認識。
    でも同業他社も多いんでM&Aの速度がキーポイントなわけで、まあ、難しい銘柄だよね =)。
    この銘柄は1Qの売上ですべてが決まるので1Qが良ければ2Q~4Qまでの期間はぼんやり暮らせる。売上に季節性があるとどうしても割安な株価になっちゃうよね。
  • 4238 ミライアル
    配当利回り4.70%だがシクリカル要素を加味し次点とした。新規追加。
    半導体消耗品。搬送用プラスチックケースなんだがこれを作れるのはミライアルと7970信越ポリマーの2社で独占。使用回数が限られていて基本消耗品。半導体(シリコンウエハー)の搬送で使われる部材なので必要不可欠。450mmウエハーの話が現実味を帯びてくるあたりで相場が来るとは思うが、正直、今450mmで頑張りたいメーカーってIntelとSamsung位しかいないという状況。いやはや。BBレシオはやや改善なう。直接、為替の影響は受けないがそもそも半導体産業自体が為替の影響を受けまくるっているので無視はできない。
    半導体サイクルには勝てないっぽいのでかなりのシクリカルではある。減配喰らった思い出があるだけにあまり楽しくない X-(

株価がそこそこ上がってしまい配当が2%台まで下がってしまったのは除外した。17社中6社が除外、2社がMBOという状況。

3年という月日はソコソコ長いことを実感しました。

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