2018年5月18日金曜日

1852 浅沼組 - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

1852 浅沼組


淺沼組は、関西を中心とした中堅ゼネコンです。四季報の同業他社に大末建設[1814]佐田建設[1826]ナカノフドー建設[1827]








最近、アクティビストの活動が目立つようになりました。カネ余りなんでしょうか。スチュワードシップに則ってマイルドな活動でお願いしますよええ。

ヘッジファンド会社エベレスト・キャピタルの元運用者が経営するボルタ・グローバルが、日本で物言う株主に転身した。初ターゲットは大阪に本社を置く中堅ゼネコンの浅沼組だ。
-- ヘッジファンド運用者から物言う株主に、初ターゲットは浅沼組(1) - Bloomberg

聞いたことがなかったのですが元ヘッジファンド屋さんだったんですね。商売がうまく行かなかったのかしら。

いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。


四季報の同業他社と比べて現金と投資有価証券(その他資産)の比率が高いように感じます。

成長産業なら投資やM&Aによる積極的な資金の使いみちがあろうかとは思うのですが、ゼネコンというセクターからしてみると厳しい感じはします。シクリカル性(景気敏感)も強く、不況では融資も増資も受け入れられないでしょうから、ある程度の現金は持っておきたいのも分かります。

消極的なゴーイングコンサーンとしては理解できるものの、それなら何故上場を続けるのかが理解できかねるところでしょう。少なくとも投資有価証券の部分は減らして自社株買いに回すべきでしょうね。

アクティビストを意識した決算説明会だったにしろ、世の中に事業を理解してもらう機会を増やすことはプラスでしょう。今後も活動を続けて頂きたく。

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