2013年10月21日月曜日

【僕なりのひふみ考】 常に優れた成績を続ける事の難しさ

常に優れた成績を続ける事の難しさ


よくある話なんですが、ファンドの立ち上げ日が恵まれててスタートダッシュで好成績を残すも、その後、ダラダラと業績を下げていくファンドが結構あります。このようなファンドの場合、決まって「設定日からこんなに儲けましたー」という資料を常に前面に出す傾向があります。

正直な話、過去儲かったファンドには糞ほど興味が無くてですね、

今儲かって、今後も儲け続けるファンドが欲しいんだよ

という事なのです。

過去の業績からしか判断が出来ないと、上記のビミョーな資料に惑わされてしまう訳です。私は、設定来の成績ではなく6ヶ月~1年程度の成績を年度ごとに比較するとをオススメしています。それが面倒ならせめて直近1年の方を優先した方がいいでしょう。

アクティブファンドで許せないのは、ファンド運用者が変わったにも係わらずそれを公表しない会社が殆どなところです。ファンド運用者が変われば運用が大きく変わります。当然、成績も変わる訳で、受益者はそれを後々結果として知る事になるのです。酷い話です。ファンド運用者も社畜扱いなんでしょう =)。

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で、ひふみ投信はどうなのよと言う事で、受益者向けに配られた資料「ひふみ投信 ご報告書 2013年2月22日号」から抜粋してきました(怒られたら削除します)

「ひふみ投信 ご報告書   2013年2月22日号」よりTOPIXとの比較
「ひふみ投信 ご報告書 2013年2月22日号」よりTOPIXとの比較

念の為、確認しておきますと、ひふみ投信はTOPIXをベンチマークにはしていません。

TOPIXは、運用の比較対象(ライバル)の参考として掲載しているだけです。とはいえファンド運用者である藤野さんは、TOPIXを超える成績を出せる自信がある、と日頃からフラグを立ててますので、ライバルに大きく差を付けられた暁には、受益者として弁明などを聞くのが宜しいかと思われます =)。

上記のグラフから分かる事は2つ。

  • 毎年、TOPIXを上回る成績を4年間続けている
    数%上回るのではなく、勝てる時に大きく勝っているのも特徴でしょうか。
  • 下落相場に強く、上昇相場には付いていくのにヒィヒィ
    「ひふみアカデミー (2013/09)」でもちょろっと言ってましたが、やはり上昇相場はきついっぽいですね。中小型株が主力ですので諦めるべきタイミングもあろうかと思うのですが、このファンドは、上昇相場になるとTOPIXの有名所を捕まえてきてポートフォリオを回転させる運用をします。見ててハラハラものです。

今の所、2013年はTOPIXをやや下回っている状況でしょうか。年末頑張るみたいなことを言ってた気はします。


勿論、今後儲け続ける証左になる訳もなく、まあこう言う事もあるよって話でひとつ。実際に儲け続けられるかどうかは、自分自身の目で確かめるなり運用者に聞くなりしておくんなまし。




ひふみ投信とひふみプラス、どっちがいいの?


マザーファンドは同じなので差異は無い、というのが教科書通りの答えなんだが、実はビミョーに成績が異なっているんだわ。

Q:ひふみ投信とひふみプラスの運用成績(基準価額の変動)は同じですか?
「ひふみ投信」と「ひふみプラス」は同じマザーファンドに投資しています。そのため運用方法は同じですが、基準価額の変動率は完全に一致するとは限りません。両者間の変動率ができるだけ同じになるように努めてはおりますが、それぞれのファンドへの日々の流入・流出金額が異なり、またそれぞれのファンドの現金比率の調整を行なう都合上、ファンドの騰落率が一致しない場合があります。
(ご参考:2012年6月の月間騰落率は、ひふみ投信が+5.51%、ひふみプラスは5.47%でした。なお、今後の差異の有無やその大きさについては事前に予測できかねますのでご了承ください。)
-- 「ひふみ投信 ご報告書 2012年7月24日号」より

まあもうこれは諦めるしかナサゲではある。

購入・売却の利便性を考えると、ネット証券で扱いやすい「ひふみプラス」を、ひふみアカデミー資産形成応援団に興味があるのなら「ひふみ投信」推しでしょうか。


面倒なら二つとも受益者になればいいんじゃないかな =)

#×受給者○受益者、遠投thx、修正しました

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