2013年8月31日土曜日

日経IRフェアの巡回先など物色するなど

日経IRフェア STOCKWORLD

昨日と今日で開催されてる日経主催のIRフェアなんだが、取り敢えず今日参加する予定。いつも予習するといって全然予習していないという糞状況はニートになっても同じ。目も当てらんないね。

とはいえ。

毎年同じ企業が参加しているので聞きたいことって去年からの進捗位しかないんだよね。後、一社、IRのおねーさんがボキュの顔を覚えていて、それのご挨拶に行ってくる程度かなあ。


  • 6788 日本トリム
    取り敢えず株価の動向がアレなんでざっくりビジネスの内容を聞いてくるつもり。まあ水商売なので、ねえ。
  • 6245 ヒラノテクシード
    直近の受注状況は悪くないんで今後の見通しと、主要顧客(多分韓国方面だとは思うが)の投資意欲とか後は来年の見通しとか。前のIRのおぢさんは自社の技術力を披露するという、人でしてIR担当ではナサゲだなって人だったんだよね。チェンジでって言いたかったわ =)。
    いやそいう人も好きなんですよええ。
    まあ単価が億単位らしいし、安定した事業を目指すのは難しい話だわな。一応、成長性について聞くかなあ。前の担当は(ry
  • 6165 パンチ工業
    さっき話題に挙がっていたのでちょっと事業を聞いてくる。同業他社と比べての優位性と今後の中期計画かな。四季報に中国云々書いてあったのでこれも聞くか。設備投資とかM&Aはどうか。借金が多過ぎる上場なのもアレ。色々アレだ。逆に面白いかもな。
  • 9678 カナモト
    ここは有名なIR担当の人がいますからねえ。建機レンタル系なので中国関連かな。
  • 7989 立川ブラインド工業
    意外と財務的に面白いかもしれず。去年もいた気はするが随分disった記憶があるぞw。改めて事業状況など聞いてこようか。同業他社はどこだろう。
  • 3387 クリエイト・レストランツ・ホールディングス
    初見なので話だけでも。月次は無いのか月次。
  • 3178 チムニー
    月次悪い。再上場するのが早かったんや、、、
  • 6457 グローリー
    初見。ここはPERとかじゃないしねえ。状況とか色々聞いてくるかな。
  • 2485 ティア
    初見。まあ相当評価された後だしねえ。いや美味しかったですよええ =)。
  • 1605 国際石油開発帝石
    ここも日経IR常連。会社の状況を聞くより今の石油環境とかの話を聞いた方が面白かったのでまた聞いてくる。大企業ともなればクレバーな担当が多いので面白いです。
  • 7438 コンドーテック
    株価低迷してんね。聞いてくるか。
  • 3392 デリカフーズ
    カット野菜。もっと株価が評価されているものかと思っていたんだが評価されたのは優待の新設でワロス。成長性あたりは今後評価されてもいいはず、と思うんだが。

んー、結構あるな。はよ寝るか。

2013年8月29日木曜日

NISA乞食検討中なう

価格.com - NISA(ニーサ)/日本版ISA 金融機関別取扱状況一覧

キャンペーンポイントの高い所を狙ってみようかと思ってるんだが、大体500~2000円程度で大して乞食が出来なくて寂しい。

NISAの口座のネックは複数開設出来ない所だろうか。つまり一回作っちゃうとそこでずっと売買する必要があってそうなると金融商品が多く置いてあるのがいいなあってことになろうかと。とは言えこれも改善される見込みはあるらしいんだが。




正直、NISAの口座って見ていたくないんだよね。マイナスでも無視できるのが理想。いつも使っているSBI証券とかクリック証券で口座を作っちゃうと多分、見ちゃうんじゃないかと思ってる。



で、前にも話した通り、ここはガチガチの債券でいいんじゃまいかと。



デフレ脱却?多分無理でしょう。

日銀の介入?多分続かないでしょう。

景気回復?今は団塊ジュニアの家買い替えの時期で不動産が活況になってるんじゃないかと思ってる。これが一巡すれば後はローン支払いに明け暮れるだけだ。

円安傾向?5年後、円より糞ドルの方が更に弱くなっている可能性の方が強いんじゃないかな。



で、話を戻すと、俺は確実にもらえるキャンペーンが好みだ。

今の所、三井住友の2000円狙いで、購入するのはDLIBJ公社債オープン(中期コース)一点のみ。ノーロードっぽいしこれなら他の人にも勧められるだろう。

ちなみにSBI証券やらカブドットコム証券でもこのファンドは取り扱っている様子。皆考えることは同じなのかもしれず。



ふと思ったんだが、100マソで買える優待ポートフォリオってのはどうだろう。

優待狙いの銘柄は殆ど売買していないし、多分、5年間持ち続けることもできるんじゃないかな。ちと検討してみるか。

2013年8月28日水曜日

【ennさん投資講座】 12日目:四方山話:マーケットの誤解について

四方山話:マーケットの誤解について

リスク嫌いの投資家は大金持ち​​​​​​​​​​​​​の夢​を​見​る​か​? - 2013/08/28 21:33開始 - ニコニコ生放送より。

  • ヘッジの必要性について
    買いと売りの鞘取り。ボラティリティを狭める目的だがそもそもポジションを小さくするべき。個人投資家では役立たない。
  • 稼いでいるトレーダーは言われる程、大したことをしていない
    マネーマネージメントをしているだけで特殊なことはしていない。長く生き残っているトレーダーは説明できるほど単純なやり方で勝っている人が驚くほど多かった。たった二つの移動平均線でトレードしていた人もいた。
    単純にした方が理由は「安定する」「理解しやすい」「結論が出しやすい」の3点。
    個人投資家でもプロを超えることは可能である。ノルマがある分、ハンデがある。



  • マーケットについていくやり方は賢くない
    初動に乗れた時だけ。毎回初動に乗れるかはビミョー。
  • 「時期をずらして資金を入れる方?それとも目標値まで一気に買う方?」
    半分まで買って、後の半分は3回くらいに分けて購入する。それが最良かどうかは異論の余地があるが満足してる。
  • 「分散投資は万能じゃないですよね。問題を二つ以上かかえる可能性もある」
    分散すればリスクが減る訳ではない。下手な分散はしない方がいい。
    ひとつのカゴに卵を全部入れるなって話があるが、そもそもあれはフルインベストメント前提で、卵10個あるなら1個だけカゴに入れておけば後の9個は安全じゃね?


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2013年8月27日火曜日

【投資アイディア】 年率5%の投資アイディア 2013年版

年率5%の投資アイディアまとめページ

10.06.07のブログから棚卸。

NISA関連として使えないか検討中なんだが、損失と合算できないというのはやっぱり心理的圧迫が無い訳でもない。やっぱり今の気持ち的には債券ファンドの方が向いている気はしている。今回のは債券っぽい銘柄のようなものだけどね。



簡易スクリーニング < 銘柄探し | 株マップ.com

便利。

「年率5%平均で儲かればいいんですよー」みたいな事を抜かしている割には随分リスクの取り方が雑だなと心で思いつつ、そのとき思ったアイディアを書いてみる。

条件は以下の通り。

  • 配当利回り3.5%以上
    インカムゲイン中心。キャピタルゲインだと利益に安定性が出てこない。よってキャピタルゲイン1%程度は期待するものの主力はインカムゲインにするべきだ。
  • 安定配当
    業績に応じた配当を支払う企業も増えてきたがこれでは市況で利益が上下してしまう。今回の投資の目論見とは異なる。
  • 株主資本比率50%以上
    安定度の目安。これより下で高配当というのはチョット怪しんだ方が宜しいかと思われる。もちろん事業上の特殊要因は排除して宜しいかと。
  • 参入障壁の高さ
    参入障壁が低いようでは常にリスクに晒されるようなものだ。外敵が少なく、独自性が強く、参入しにくい産業がいい。
  • 安定した業績の内需銘柄
    成長性なら外需だろう。内需にはもう成長の余地は少ない。いずれスイスのネスレのような企業が増えていくと思われるが今はその時期では無いだろう。国外の荒波に晒されるリスクより国内でヌクヌクしていた方がリスクは少ないと考える。
  • PER・PBR・ROA無視
    この手の指標で見定めるとこの投資ではうまく行かないはずだ。常に業績が安定していて、ある程度のインカムゲインが期待できるところの株価は安定している。割安になることはまず無いと思ったほうがいい。平均PERを参考にしてそれを下回るあたりが買い増し時期と考える。
  • (出来れば)東証一部
    これは難しいかもしれない =)。流動性が高い方がヨサゲなのだが流動性が高いということはリスクが低いということで、株価もその分高めだ。

上記の条件を満たした銘柄をピックアップしてみる。配当利回りは13.08.27現在。


  • 8898 センチュリー21・ジャパン
    配当利回り4.26%。
    不動産仲介業の仲介。センチュリー21という看板でサービスフィーを稼ぐモデル。不動産不況の時期でも安定した利益を稼ぎ出している。今後も大きく業績を崩すことは無いのではなかろうか。配当性向は50%程度を維持。この銘柄も流動性は少ないのがアレ。
  • 3834 朝日ネット
    配当利回り3.84%。
    ネット接続業。概ね安定的な業績で高配当を維持。プロバイダーという業種では成長面では厳しいかも知れないが、残存者利益を享受できる可能性は高いとみている。広告費用も必要無くなるしね。
  • 7442 中山福
    配当利回り3.67%。
    食器類の商社。シェアが高い。強い成長性は望めないものの配当性向は高く、利益は安定している。如何にも商社っぽい。
  • 2417 ツヴァイ
    配当利回り3.83%。優待イラネ。
    結婚仲介業。イオン子会社。従業員が少なく利益が高いビジネス。サクラ対策とかどうしようもないことを聞いた記憶有りw。業績は安定しているものの参入障壁は低めと判断。
  • 2305 スタジオアリス
    配当利回り3.62%。新規追加。残存者利益を評価。月次・優待有。
    写真屋さん。季節性が強いので赤字の期間があるが1年を通じて安定した成長を見せている。同業他社は2719キタムラくらい。市場としては小さくなる一方で、中小の写真屋を飲み込む形で寡占化が進んでいる状況。
  • 2674 ハードオフコーポレーション
    配当利回り3.62%。新規追加。月次有。
    リサイクル業。ここ数年で随分財務が良くなった。リサイクル事業は成長産業との見通しを持ってます。景気が良くなったとしてもリサイクル事業が低迷するには至らないんじゃないかな。過去の資産をグルグル回して安価に過ごす、そいう時代ですよええ。
    直近だとFC先のワットマン脱退で収益性が疑われてやや株価低迷中。1Qと月次からはそれを上回る状況なのでそんなに気にするほどではないんじゃないかな。
  • 5187 クリエートメディック
    配当利回り3.60%。新規追加。
    医療機器メーカーで消耗品。一定の売り上げは確保できるんだけど成長性でイマイチ感があって万年高配当銘柄になっている様子。高齢化社会になればもっと利用機会が増えるはずなのでもう少し評価されてもいいんじゃまいか、とは思ってる。竹田和平銘柄。
  • 9986 蔵王産業
    配当利回り4.30%。新規追加。
    清掃用具商社。機材は輸入品なので為替の影響を受けやすい。コンビニの清掃用具の多くを納品していて一昔、コンビニブームの陰で一度相場があったようです。アベノミクスでビルが建つ → ビルが建てば清掃用具が売れる → ウマーという単純聴牌系を描いてます =)

以下、次点。

  • 3633 ペパボ
    配当利回り3.39%なので次点とした。優待有。
    GMO 子会社。サーバーレンタル屋さん。参入障壁は低め。そろそろ寡黙化が始まったかも知れず。カラーミーショップテコ入れとパブーの進展あたりに興味がある。成長性と いうリスクを含んでいるが配当利回りの高さを評価。
  • 2391 プラネット
    配当利回り3.22%なので次点とした。
    EDI システム仲介。大株主の構成をみると安定度とシェアの高さを窺わせる。品数・店数が増えるとその分、仲介料としてチップが稼げる仕組み。一度構築してしまえば他社へ の移行はしにくいだろう。流動性が少ないのがアレだがビジネスの安定性を評価した。配当は安定的。成長面でも評価している。
  • 7466 SPK
    配当利回り3.06%なので次点とした。
    自動車保守部品を扱う商社。毎年安定した利益を出している。如何にも商社らしい。競合他社は多いかも知れない。成長性意欲だろうけど海外事業が増えたのは懸念点。
  • 7893 プロネクサス7921宝印刷
    配当利回り3%台なので次点とした。優待有。
    ディ スクロージャー業。法的に必要な業種だが新規参入するほどのパイもないし、業務で難しい面が多い。今後も上記の2社がこの業種を独占するだろう。直近の懸念はIPO不足、上場企業の減少等による収入減だろうか。優待制度を取り入れているのでこれを加味するとインカムゲインは多い。
  • 2300 きょくとう
    配当利回り2.52%だが残存者利益を評価してみた。新規追加。
    クリーニング屋。新規出店する速度と閉店する速度が拮抗していて不安にさせる銘柄でもある。クリーニング機器は比較的高価(1千万円程度?)のため、個人運営は難しい状況で、かつ利用者低迷のため寡占化が早まってる。とはいえ無くなる事業でもないので、大型資本に飲み込まれる形で生き残る事を考えると、立ち位置は悪くないとの認識。
    でも同業他社も多いんでM&Aの速度がキーポイントなわけで、まあ、難しい銘柄だよね =)。
    この銘柄は1Qの売上ですべてが決まるので1Qが良ければ2Q~4Qまでの期間はぼんやり暮らせる。売上に季節性があるとどうしても割安な株価になっちゃうよね。
  • 4238 ミライアル
    配当利回り4.70%だがシクリカル要素を加味し次点とした。新規追加。
    半導体消耗品。搬送用プラスチックケースなんだがこれを作れるのはミライアルと7970信越ポリマーの2社で独占。使用回数が限られていて基本消耗品。半導体(シリコンウエハー)の搬送で使われる部材なので必要不可欠。450mmウエハーの話が現実味を帯びてくるあたりで相場が来るとは思うが、正直、今450mmで頑張りたいメーカーってIntelとSamsung位しかいないという状況。いやはや。BBレシオはやや改善なう。直接、為替の影響は受けないがそもそも半導体産業自体が為替の影響を受けまくるっているので無視はできない。
    半導体サイクルには勝てないっぽいのでかなりのシクリカルではある。減配喰らった思い出があるだけにあまり楽しくない X-(

株価がそこそこ上がってしまい配当が2%台まで下がってしまったのは除外した。17社中6社が除外、2社がMBOという状況。

3年という月日はソコソコ長いことを実感しました。

2013年8月26日月曜日

【新米ニート日誌】 取り敢えずニート歴2ヶ月を消化なう

ぶっちゃけ暑苦しくて家の中でとろけるだけの状態が続いており。

今日からNexus 7 (2013)の予約が始まったとのことなのでヨドカメに予約しに行った。


予約したのは16GBモデル。

今主力で使ってるNexus 10がかなり満足しているのでNexus 7 (2013)はテストもしくはサブとして使う事になると思ってる。旧型Nexus 7はrootでも取って遊ぼうかな =)。

で、最近のヨドカメは予約に前金として全額支払わなければならないらしく、お財布の中から3マソが消える様はとても悲しく。収益が乏しいとやっぱり不安になるのは仕方ない事だとは思うわ。爺様婆様を笑えないず (´・ω・)。


後、聖☆おにいさん9巻を買ってきた。Kindle版同時販売だったらしくやや悩んだものの、紙媒体として既に在庫済みなのでKindle版はスルー。これもヨドカメで購入。10ポイントちょい貰えた。

聖☆おにいさん(9)
聖☆おにいさん(9)
posted with amazlet at 13.08.26
講談社 (2013-08-23)


ヒストリエ8巻もほぼ同じ理由。というか、紙媒体で予約した段階ではKindle版が出版される事が予定されていなかったので後の祭りっぽ。

ヒストリエの次の巻はまた1年半位待たされるんだろうか。

ヒストリエ(8)
ヒストリエ(8)
posted with amazlet at 13.08.26
講談社 (2013-08-23)


なんとなく今月号の日経ソフトウェアを購入してみた。ソフトウェアのマネタイズネタ集らしい。かなりの量が纏まってあったのでソコソコ役立ちそうな予感。いや役立たせなければ。

日経ソフトウエア 2013年 10月号

日経BP社 (2013-08-24)


ニコニコ動画に触発されてSPOREなるゲームを日曜日ずっとやってた。面白い。

SPOREはシムシティで強制的に入れさせられたOriginというマーケットツールから購入した。Origin経由で450円と割引価格で販売中。他にもシムズ3もセール中とのこと。どうしようか、、、

で、支払い条件がどこにも書いていない糞アプリ&糞サイトというツールなんだが、クレカ以外にコンビニ支払というのが選択できたのでこっちで支払うことに。ネット経由でクレカの番号を使うのは怖すぎるず。ロッピーで支払いをしたんだが仲介は3630 電算システム経由だった。ちなみにロッピーでAmazon支払いをすると2428 ウェルネット経由になる。コマメにウェルネットを使っていた甲斐があって今の株価が形成されていると思うとヒトシオだね、うん。

支払が終わって1時間位したら確認メールが届く。その後はOriginにゲームが登録されているのでクリックするとダウンロードが始まる、と言った感じ。



、、、いやまあ、そろそろリハビリしていかないとプログラマーに戻れなくなっちゃう気がしないでもない =)

公募増資のリストを俯瞰しつつ静かに怒りがこみ上げてくるなど

公募・売出:日本株 - トレーダーズ・ウェブ(株式情報、FX情報)

便利。

7476 アズワンとか公募増資(PO)するのを今更気が付くなど。どう考えても増資する必要性が低いというか、資金が必要なら借金でいいだろと。WACCとかもう全然関係ないようでなんだかなあって気分ですよええ。

ちなみに直近だと6823 リオンに被弾して同値撤退ってのが記憶に新しいorz
7590 タカショーに限っては2年連続だしもうねorz
去年の7646 PLANT被弾とか未だに怒りが冷めないねorz
7874 レックとか増資した挙句に下方修正とかあり得ないよorz

他にも色々被弾しているんだが言い出すときりがない。


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REITの公募増資は、ある程度、大きな金額をレバレッジ掛けて運用する仕組み上、仕方のないところかもしれないけどさ。

「公募すると株価が下がるのでやめていただきたい><」
「約束はできない。公募での調達も資金運用のひとつでこれがないと成長できない」
「今持っているので十分です。成長しないでいい」
「、、、」

組入れ不動産の価値を考えたら、親会社からゴミ物件を押し付けられるリスクより、ゆるゆると賃貸収入を受けてた方がいいに決まってるじゃないか。増資しても分配金は落とさないよう運用するとか言われても、価額が下がれば既存保有者からすりゃ損失としか言いようが無い。

どう考えても俺は間違っていない(キリッ


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まあ公募増資後の株価推移を見る限り、バブルには程遠い気はする。酷い時は増資後の株価がストップ高とか意味が分からない相場とか見たことあるし。

理論的に増資で株価が上がるケースってそうはない。


  • 明らかに企業価値を上げるビジネスに銀行が資金を貸してくれない場合
    創薬ベンチャーとかは当てはまる。何せ大した資本(土地・建物)を持っていないし承認されるまで無価値の創薬なんて質草にもならない。まあでも増資という形よりもストックオプションで即日、市場からお年玉をもらうケースの方が多いとは思うんだが。
    米国では理解を得るためにIRを繰り返し行うことが常識っぽいが、日本だと残念なパターンが多過ぎる。
  • 急速に資金繰りが悪化して銀行が(ry
    理由によりけりだけど、大体MSCB逝きだろうね。短期の資金繰りさえ越えれば企業価値が急速に回復すると踏んでくれれば株価が上がる可能性は否定しないけど、まあ銀行すらお断りする程のリスクだからねえ。
  • 買収防衛策としての株券発行
    リーマンショック以降で買収防衛策が働いたケースって殆どないんじゃないかね。つか未だに買収防衛策とか継続している銘柄とかなんなんだろうね。リーマンショック直後は仕方ないとしても今はもう株価を上げることで対策としろよ、と。お前らの糞経営で敵対買収されそうになったのならもう買収されてしまえよ。上場すんな。

挙句に増資して増配とか、一体どうなってるんだろうね。

資本社会に、ちょっとした暴力が入ってこないと秩序が保てないんじゃまいか。買収ファンドさん、がんばってーーー

'13/07の「担当ファンドマネージャーの見方

大和住銀日本小型株ファンドの月次。7月は3183 ウイン・パートナーズ

<専門分野特化の強み>
 医療分野を調査して感じるのは、関係者間で立場の強弱がはっきりした世界だということです。医師が経営も含めた全ての面で上位に立ち、企業側ではメーカーの力が強く、卸業者は彼らの言いなりで弱い立場におかれがちです。経営規模の大きい医薬品卸はまだしもですが、市場規模自体が小さい医療材料の世界では、卸会社が主導権を発揮できる機会はほとんどありません。そのような状況の中で、専門分野に特化することにより成長と高収益を実現している卸会社がウイン・パートナーズ(3183)です。
 同社はレントゲンフィルム卸の営業マンだった秋沢社長が1983年に設立した企業です。90年代に入り、当時勃興期にあった心臓カテーテル治療に特化することで成長軌道に乗りました。この分野は、カテーテルやステントなど高額な材料が使用されること、新興分野のため企業側からの情報提供が多く必要とされること、メーカーが外資系中心のためきめ細かなサービスを行うには卸に頼る部分が大きいこと、メーカー間の競争が激しく特定企業に市場を支配されていないこと等の要因で、一般の医療材料卸に比べると付加価値の高い事業が可能になっています。
 同社の経営哲学は、現場の執刀医に奉仕するだけではなく、病院経営全体を俯瞰した提案を経営層や事務方に対しても行い、関係者すべてにメリットのある形で事業を行うことです。そのため大病院の中でも戦略として循環器内科に注力している施設に強く、安全性・効率両方の観点から国が進めている特定病院への手術集中政策も同社に追い風となっています。古いしがらみによる不合理な面が多く残る医療業界の中でも、正しい経営戦略を実行できれば合理的なビジネスが可能という実例ではないかと考えています。

ウイン・パートナーズは、'13/04に2744ウイン・インターナショナルとテスコが経営統合してできた会社ですね。取り敢えず、何とかパートナーズは印象が悪いです><

ウイン先生は、PER7倍あたりでウロウロしていた頃に結構持っていた頃がありました。その頃は配当が4%を超えていたと思います。上記の通り、医療系の専門商社の割には利益率が高く、配当が安定していて、事業性としては安定しているようです。医療機器は物持ちがいいかというとそうでもないらしく、カテーテルとかは使用期限が半年くらい程度らしく、需要と供給を見極めるのが重要とのこと。

リスクとしては2年に一度の薬価改定。新薬ほどではないが影響は受けざるを得ないというのがこの業種のリスクとなっています。

同業他社でサイズ的に似ている所というと3079 DVxですかねえ。IPOしたばかりなのにいつもウイン先生より高く株価が評価されてて、ブーブー文句をツイートしていた気がしました =)。なんかこうあそこは、売上の伸びに無理があるような気がいつもしているんですが、ねえ。他には3022 山下医科器械2689 カワニシHDあたりだろうか。


ウイン先生が低評価なのはどう考えてもお前らが(ry

2013年8月24日土曜日

【ennさん投資講座】 11日目:ファンダメンタル投資 (その3)

リスク嫌いの投資家は大金持ち​​​​​​​​​​​​の夢を​見​る​か​?<講座> - 2013/08/23 21:33開始 - ニコニコ生放送より。

決算書の見方について


連結決算をみよう

単独決算、連結決算がある場合、グループ全体である連結決算の方を見よう。


5644メタルアートの企業情報
(株)メタルアート【5644】:株式/株価 - Yahoo!ファイナンス


収益の数値ではなく「流れ」をみる


ニュースで扱うような決算情報は無視して構わない。ベストは売上、営業利益、経常利益、純利益全てが右肩上がりだが、それは難しい。数字の変化でこの銘柄に何が起こっているか確認するのが主な目的。

Yahoo!ファイナンス程度の情報量で十分。

売上の流れ


売上の伸びは右肩上がりが望ましい。


5644メタルアートの連結決算推移
(株)メタルアート【5644】:連結決算推移 - Yahoo!ファイナンス


メタルアートの例の場合、2期→前期の間で売上が落ちているので成長性という点では疑問がある。

営業利益率 (営業利益÷売上高)


営業利益率は高ければ高いほどいい。利益率の低い企業の場合、何らかのトラブルが発生すると、一気に赤字になるケースがある。

ennさんの基準では、成熟産業が多いので営業利益率が5%以上あればそこそこの利益率であろうと思っている。7%あれば高い方。

経常利益 (経常、ケイツネ)


特に見るべき項目は無い。経常は本業ではない特損・特益が入り込む。企業本来の強さではない、一過性の利益の場合が多い。営業利益と経常利益の差が著しく大きい場合、財務諸表で確認することはある。


  • 「特別利益・損失と投資目的有価証券の利益・損失も考慮して見てますか?」
    特に見ていない。
  • 例外として持分法会社が強いビジネスを行っている場合はあるよね
    2221 岩塚製菓とか。

当期利益 (純利益)



特に見るべき項目は無い。売上と営業利益でほぼ利益も決まる。

EPS (1株益)


特に見るべき項目は無い。PERの算出に便利。

BPS (1株当たり純資産)


右肩上がりか確認する。資産が積みあがっているか確認できる。

自己資本比率


50%以上の銘柄を手掛けている。

メタルアートの場合、50%には至っていなかったが毎期、自己資本比率が改善されているのでいずれ50%まで回復することを見込んだ。


  • 「自己資本率も大事ですね。 銀行に限っては1割台のようですが。」
    銀行の業態からすると、持っている資金にレバレッジを掛けているので自己資本比率は低くなってしまう傾向にある。

グロース投資とバリュー投資の見方の違い


グロース投資の場合、売上高、営業利益がジグザグであっても右肩上がりでなければならない

バリュー投資の場合、売上高は横ばいでも構わないし、営業利益率が低くても構わない。持っている資産に対して価値を見出す手法なので資産を毀損しない限りには低くても問題は無い。有利子負債が減っていればベスト。

BPSに関してはグロース・バリュー共に右肩上がりである必要はある。


  • 「それを見るなら3年では足りないですよね」
    兆候をつかむのには3年程度で十分ではないか。
  • 「市況株だと右肩上がりが難しい銘柄はあると思うんですが、その場合選ばない?」
    選ばない。グロースなら特に手は出さない。



  • 「ennさんが決算短信などを見に行く時はどのような時ですか?」
    決算短信自体は毎期確認はしている。確認はしているがそれでどうこうするかは別問題。
  • 「有報とか見に行くケースはあるん?」
    自分の投資法では特に見るべき必要は無い。儲けを出していて実体価値が上がっていて利益に陰りが無いかどうかが気にしているので有報まで細かく見る必要は無い。
  • 「日経12000になったら資金投入しますか?」
    日経が12000円になったら、ではなく12000円あたりになれば自分が欲しい銘柄も下がってるだろうなという予測の元に考えている。
  • 「今年は特にアベノミクスで会社の持ち株が上がって経常利益とかが増える傾向にあるので注意ですね」
    ですね。若干割り引いて考える必要があるかもしれない。

2013年8月23日金曜日

【読書感想文】 決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール

読書感想文まとめ

決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール
勝間和代
武田ランダムハウスジャパン
売り上げランキング: 127,959

ブログを爆破する度にこの書籍の読書感想文を書いている気がします =)。

'07/10に出版された書籍で著者はあの勝間和代さんという異色の書籍。多分、この書籍で有名になった勝間さんはその後、初心者向けのファイナンス本を出版していき、更に自己啓発本を相次いで出版し、どんどん残念になっていく様が実にアレでしたね、ええ。

--

この書籍が出版されたのは丁度、粉飾が大きな社会問題になっていた時期でした。

当時も会計を扱っている書籍は数多く出版されていましたがどちらかというと簿記の延長上であって企業価値を判断することには触れていませんでした。会計本は簿記、ファイナンス本は経営者向けで、投資家向けの会計本は皆無に近かったんじゃないでしょうかね。

本書籍は、証券アナリストの経験から会計の裏側に隠れている意味を読み取る方法について記載しています。投資家目線で、読むべき会計項目を絞っているのも魅力的です。

ざっくり本の内容を抜き出すと以下の通り。

  • 「利益」は操作できる
    脱法っぽいのから様々ありますが、フツーの会社でも利益の操作はフツーに行われています。例えば儲かった期に設備投資をして節税効果を狙ってみたり、期の挟む手前で在庫を処分して利益と相殺してみたり。
    P/L上の利益は経営者が見せたい状況であって本来の企業の実力ではない場合があるのです。
  • キャッシュフロー計算書(CF)重視
    CFは、財務諸表の現金の部分に注目し、どのようなおカネの流れになっているか、ざっくり確認するのに向いています。
    CFは、P/Lと比べて操作しにくい傾向にあります。現金の流れに注目すると思ってたよりも現金を産み出していないケースは多々あります。例えば製薬メーカーは、新薬の利益率が飛躍的に高い事業ではあるのですがその分、新薬開発に多大なる研究費や先行投資を費やす必要があります。結果的に安定して現金を得ているかどうかはビミョーなケースがあるのです。
    #もちろん騙す気でいる場合はまたアレなのですが、、、
  • インチキ利益の作り方
    会計上の利益を作るための方法が色々紹介されています。これらの例を知っておくだけでも財務を見るのが楽しくなること請け合いです =)
  • 財務の変化の流れに注目
    B/Sを大きくして売上が伸びてないとかやっぱり気になりますよね。売上が伸びても売掛金がそれ以上大きくなっているケースとかやっぱり微笑ましいのです。この手の見るべき場所を知っていると数多く財務諸表をこなせるようになっていきます。
  • 監査法人、重要
    監査法人次第で財務諸表の信頼度が違う。どの監査法人が要確認なのかはナカナカ言いにくいのですが、一般的に信用度が高いと言われている監査法人は企業を数多く担当している場合が多いです。見慣れない監査法人の場合、その監査法人が扱っている他の企業も見てみましょう。作業を繰り返していくうちに勘が良くなります =)。
  • Y社は信越化学、小売大手X社はイオン (ネタバレ)

繰り返しになりますが、投資家として見るべき項目を絞っている点で、今でも高く評価できる書籍だと思っています。

会計の知識が全くなかった時期にこの書籍を読んだので色々試行錯誤しました。5年前に書いたチェックリストを再び張ってみます。いやー俺、頑張ってたうん。


---


準備
  • 対象会社の決算書(最新の期と1期前)
  • 同業他社(2社以上)の決算書
利益の質を図る
  • 会計発生高 = (当期純利益+特別損失-特別利益)-営業キャッシュフロー
    大きいほど利益の質に問題有(p55)。
  • 総資産経常利益率(ROA) = 経常利益/総資産
    継続して下がるようだと利益の質に問題有(p58)。売上げが伸びれば規模の経済性が働きROAが下がるのが一般的。
     
業種分析 (p91)
  • 今後どのくらい成長するか?
  • 規制産業か?
  • 規模の経済が働くか?
  • ライバルにない強みを持っているか?
  • 強みはどのくらい参入障壁になるか?
表紙 (p118)
  • 会計処理方法の変更はないか
  • 営業キャッシュフローはコンスタントに伸びているか
  • 投資キャッシュフローは営業キャッシュフローの範囲内か
  • 営業キャッシュフローは営業利益の60~120%に収まっているか
    「営業キャッシュフロー/営業利益」で求める。減価償却費が多い製造業は値が大きく、サービス業は値が小さくなるのが一般的。
  • ROA(総資産経常利益率)は伸びているか
    「ROA = 経常利益/総資産」で求める。
  • 売上高、営業利益、経常利益はバランスよく伸びているか
    売上高が伸びれば、それ以上に営業利益も伸びるのが一般的(規模の経済性による)。営業利益率が減っているようだと要確認。
経営成績および財務状態(p136)
  • 自社にとって都合の悪いことにも言及しているか
  • 増収増益を自慢していないか
  • 新規事業を計画しているか。しているとすれば、それは既存事業のノウハウを活かせる事業か
    新規事業には注意が必要。
  • 具体的な数字が載っているか
    あいまいな表現に注意。
貸借対照表の「資産の部」(p147)
  • 売掛金・受取手形の額がふくらんでいないか
  • 棚卸資産の額がふくらんでいないか
  • 繰越税金資産はどのくらいあるか
  • 有形固定資産の額はいくらか、償却方法は定額法か定率法か
  • のれん代の額は大きくないか、償却期間は何年か
  • 繰越資産という項目があるか。あるとしたらどのくらいの額か
貸借対照表の「負債の部」(p166)
  • 引き当て欣也前受収益などが少なすぎないか
  • 社債、とくに転換社債を発行していないか
貸借対照表の「純資産の部」(p171)
  • 利益余剰金は資本金・資本余剰金とくらべて小さすぎないか
  • 純資産の部の大半を評価差額金が占めていないか
  • 新株予約権が多額に発行されていないか
  • 少数株主持分が過大でないか
損益計算書 (p177)
  • 営業利益は同業他社にくらべて図抜けて高くないか
  • 特別利益・特別損失の額と項目数は多すぎないか
  • 法人税は40%前後になっているか
キャッシュフロー計算書 (p186)
  • 営業キャッシュフローは売上高や営業利益に照らして適切か
  • 投資キャッシュフローを自社への投資に使っているか
  • 財務キャッシュフローはプラスかマイナスか
連結財務諸表作成の基本となる重要な事項 (p195)
  • 当年度に変更項目はあるか
  • 減価償却は定額法と定率法のどちらを採用しているか
  • 無形固定資産(とくに連結調整勘定やのれん代)は何年償却か
注記事項(p200)
  • 担保、偶発債務、買った会社の内容、後発事象など、気にかかる記述はないか

【会社四季報】 enn基準(仮)

【ennさん投資講座】 10日目:ファンダメンタル投資 (その2)で話してた基準のスクリーニングを作ってみた。

  • 実績PER10倍以下
  • PBR0.5倍以下
  • 配当利回り3%以上
  • 黒字前提
    個人的には赤字銘柄の方が好みなんだが =)
  • 週足0円以上
    会社四季報独自のテクです。
    1週間の内に売買が無いと週足が0円になる。0円て。日足にすると1日売買が無いと0円。小型株だと1日売買が無いこともあるので週足にしました。稀に月足ですら0円のケースとかあってアレです =)。
  • 純資産0円以上
    エラー防止用。

試しに増収・増益も条件に入れてみたんだがそうなると6319シンニッタンまで消えてしまうので断念。100銘柄くらいかき集めて後から精査するって方法が現実的じゃないでしょうかね。



enn基準


ちなみに取得データは「ダウンロードデータ」に統一しています。

ダウンロードデータにしておくと連結・単独決算の銘柄が同時に検索できます。連結データを使用すると、例えば2193クックパッドのような単独決算銘柄が引っかからなくなります。別途単独決算銘柄を抽出しようにも連単フラグを確認しながらということになって面倒なのです。

これも会社四季報独自のテクでしょうかねえ。


で、9/22現在、68銘柄が検出できました。少なくなりましたねえ。以下上位30銘柄。


enn基準上位30位


結構、老舗の専門商社がノミネートされている様子。財務やら収益性やら資産性の良さはピカイチなんですが相変わらず評価されることが少ないですねえ。アベノミクス相場でも評価されないってどういう事なんだよw

まあ配当は悪くないんで配当専用としてどうすか。

優待利回りまで手を出すとリース業とかも入ってくるんだけど、流石にenn基準とは言えないだろうな。会社四季報のスクリーニングに「優待データ」ってのがあって計算できない事は無い。好みなら入れてみたらどうだろう。

【ennさん投資講座】 10日目:ファンダメンタル投資 (その2)

リスク嫌いの投資家は大金持ち​​​​​​​​​​​​の夢を​見​る​か​?<講座> - 2013/08/21 21:32開始 - ニコニコ生放送より。

グロース投資の特徴

成長性の高い銘柄に投資する事。キャピタルゲインを狙うならグロース投資の方が向いている。

  • 「売上高」と「営業利益率」と「EPS」に注目グロース投資であってもPERが低いのを拾うのが原則。成長する過程で織り込まれると高PERになりがちになる。EPS(1株益)が毎年大きくなっているか確認する。特に高財務である必要性は少ない。
  • 小型株中心
    機関投資家が手を付けにくい水準にある。おカネを大きく突っ込みにくい。
  • 株価がオーバーシュートしやすい
    キャピタルゲインを狙いやすい。実際の価値を超えて評価されることが多い。業態として目立ちやすく、ニュース性が高い。
    期待で値を上げて、期待で値を下げる。
  • 将来のPERを織り込んだ投資はあまりやりたくはない
    自分ならグロース投資でもPER10倍以上は買わない、15以上なら絶対買わない。
  • 「グロースで許せるPERの基準ってありますん?」
    特にないが、今後の業績が良くなるかがカギになる。将来の成長性を読むことはやりたくない。
  • 「自己資本比率は買う時きにするの?」
    グロースは特に気にしない。

例として3765ガンホー

直近の3765ガンホーのチャート


  • パズドラの収益で株価が反映された
  • 5月中旬までの半年で資産が10倍になった説明が出来ない (1)
  • 5月中旬から現在で資産が半分になった説明が出来ない (2)
  • この間にパズドラが無価値になったわけではない
  • 投資家の「期待」で株価が動いたと考えるのが妥当
  • 注目された後、触ると失敗する可能性が高い

価値の計測を間違ったからこのような株価になったのではないか。


バリュー投資の特徴


資産性の高い銘柄に投資する事。インカムゲインを狙うならバリュー投資の方が向いている。

  • 現在、持っている資産はPBRで確認
    1.0以下が最低ライン、0.5以下が基本。
  • BPS(1株純資産)が右肩上がりであること
    下がっているようだと資産が毀損されているということ。
  • 配当利回りは高い事が基本
    市場平均より高いのが最低ライン。私なら3%以上。出来れば4%は欲しい。
  • 実績PERを使う
    予想PERは使わない。予想はあくまで予想。確実性に乏しい。
  • 出来れば収益はソコソコをキープしているのが望ましい
    配当を維持できるだけの収益が必要。ソコソコじゃないと資産を損ねかねない。キャッシュ・カウ事業がいい。
  • 資金量を多くつぎ込める
    成熟産業故に規模は大きくなっている場合が多い。
  • デメリット
    大して儲からない。成熟産業が多いので話題性が無い。
  • 将来の収益に張るのがグロース、現在の収益に張るのがバリュー
    バリュー投資の方が確実性が高いので好み。
  • 自己資本比率は考慮する?
    気にしなくていい。BPSにある程度、含まれている。PBRが1倍以下なら特に気にしていない。

例として6319 シンニッタン

直近の6319シンニッタンのチャート

  • 1Qの決算があまりよくはなかったので株価が下がったのではないか
  • 397円で買って現在341円だが短期間に資産が毀損されたわけではない
  • 1株配当12円(前期)を保つ1株益を保ってくれれば特に問題を感じない

直近で13%下げたが、資産性を失ったわけではないので売る理由が無い。




補足

配当利回りの市場平均ですが、東証で算出しています。




'13/07現在、東証一部の加重平均利回りは1.67%。去年末は2.28%だったので随分評価されたことになりますね。

利回りの基準でよく挙げられるのは10年国債でしょうか。これを下回る配当を出す銘柄なら国債買うわー的な話で、よく現在価値の基準でよく出てくる指標ですね。3年や5年ではなく何故10年かというと10年国債が市場で売買される規模が大きいからなんですわ。市場も10年くらいがリスクを計るのに丁度良いのかもしれません。




最近ホットな話題だと、米10年国債の下落(利回り上昇)でしょうか。




色々言われてますけどやはり緩和措置の縮小懸念が徐々に出てきている、と言った所かな。今の米国の物価は大体2%あたりなので、このあたりが妥当かとは思うんですが。




実際、緩和措置の縮小となると米国の景気の良さとは比例せず、株価は低迷するという状況が考えられるそうで、どうなることやら。

2013年8月22日木曜日

「納得治国家」


山本七平は「『派閥』の研究」(文藝春秋)において、「日本は法治国家ではなく納得治国家で、罰しなければ国民が納得しないほど目に余るものは罰する法律を探してでも(別件逮捕同然のことをしてでも)罰するが、罰しなくとも国民が納得するものは違法であっても大目に見て何もしない」と述べている。

法治国家 - Wikipedia
例の甲子園球児のネタで見つけた単語。

甲子園大会については高校生の学芸会の類だと思っているので今回の判断も内々の話なので観客は視聴者ではなくせいぜい参加者までだろうと。なので参加者側から文句が無ければどうでもいいんじゃないですかね、といった感じ。

労基法しかり道交法しかり。法云々とかの問題ではなく納得しているかどうかで社会が決まっているってのは腑に落ちたというか。

私刑大好き民族だから仕方ないね。

【読書感想文】 投資家が「お金」よりも大事にしていること

読書感想文まとめ

投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)
藤野 英人
講談社
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4/23に開いたセミナーの記事らしんですがなぜに今の時期に公開されるかさっぱりなのですが、折角なので読書感想文など。

著者の藤野さんは、ひふみ投信のファンドマネージャーで有名でしょうか。昔からファンドの運用を手掛けていて、ちょくちょく出版していたりします。今回の書籍は、投資とはやや異なっていて、藤野さんから見た経済観が中心です。投資家というよりは経営者としての目線が強い感じを受けました。

ぶっちゃけ投資には何の役にも立ちません =)

役には立たないのですが、投資をするということはどいうことなのか、おカネの立ち位置とはどいうものなのか、経済の原点について語っていて興味深いです。

おカネは社会の血液、経済は社会の生き様そのもの


ざっくり趣旨を纏めるとこんな感じ。

おカネをよりよく巡らせれば、社会がより活性化するって話。逆におカネを溜め込んで社会に流さないことを続けていれば社会が壊死してしまう。昔ならその手のおカネを銀行に預けることでおカネが社会に還流したんだが、今は銀行側に国債を買い上げる程度の投資アイディアしかないようで、デフレが長引いている要因の一つかもしれないね。

おカネを貯める事ばかりが注目され、いつの間にか目的になってはいませんかね?という疑問を投げかけています。この数十年、あまりにもおカネが巡ってこなくて貯めるには銭ゲバにならざるを得ない状況だったのが社会に反映された、とも考えられる訳でして。

無駄遣いを推奨するってわけじゃなく、こう、胸がときめいたらチョイチョイおカネを使って楽しんでみるってことが社会全体を活かすことになるのかもしれない、のかもよ。見回してみれば、世の中、楽しい事で溢れている気はするんですがねえ。

日本人は自分のこと、すなわち、自分のお金のことしか考えていないのです。
自分のお金を現金や預金として守ることしか考えていないのです。
大友克洋の漫画『アキラ』では、大量の缶詰を大切そうに抱えながらひとつも開けずに死んでいく婆のことが皮肉的に書かれていますが、その姿にそっくりです。

アキラの例は刺さるものがありましたね。何のための缶詰なんだよ、って笑えるのかと言われるとそう簡単に笑えないなあ、と思う事シバシバ。

自分が活きるためにおカネを使うんですよーって言っても、今おカネを持ってる世代は爺様婆様ばっかりだし、なんか色々厳しいねえ。


2013年8月21日水曜日

【読書感想文】 株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」

読書感想文まとめ

株デビューする前に知っておくべき「魔法の公式」
パンローリング株式会社
売り上げランキング: 33,002

いえね。

去年あたりでしたっけ、ennさんのニコニコ生放送で「バリュー投資を始めるにあたって参考書はよ」という質問に上記の書籍を挙げていたので、取り敢えず買っておいたんですよ。アベノミクス相場前でしたので実に安価、というかブックオフで¥100-で買いました。今アマゾンの中古価格は700円。実に7倍の資産価値ががが!

これがね、これがボキュのバリュー投資なんですよ!

まあそんな戯言は放っておくとして、折角ニートになったのだから、主にアフィ目的で色んな書籍を紹介していこう、と思ったのがこの企画。多分、数回も続いたらイイ方だとは思うんだが =)。

---

1~12章までは13章のための茶番が続いていて、米国固有の話も合ってやや眠くなり、ほぼ要約だけ読んで13章に挑んでます。ぶっちゃけDCF法やらEV/EBITDAの意味するものが分かっていれば13章だけ読めば事足りると思います。後は資本効率が良い銘柄がいいとか、銘柄分散は必要ですよとか、そいう話。

ざっくりネタバレを書くと「資本収益率」で足切りをして「利回り(EBIT/EV)」で安い順番から銘柄選択するといいよ!ってことになってます。税金や借入の影響を受けてしまうけど資本収益率はROA、利回りはPERで代替してもいいよって事になってます。

で、足切り基準のROAが25%未満となってまして、ええ。


先生!ROA25%以上の銘柄って日本株では9銘柄しかありません><


いやいや流石アメリカンやのう。

上記9銘柄の内の一つに3656KLabとか出てきて胸がキュンキュンします。仕方ないのでROAを15%以上にしてみたもののこれでも54銘柄。あまりの足切りにビックリです。

仕方がないので会社四季報CD-ROMを使って何とかしてみます。


  • EBIT(金利税引き前利益) → 営業利益
  • 正味運転資本額 → 売上債権 + 棚卸資産 - 仕入債務
    「流動資産-流動負債」というのもあったが書籍の感じだと上記の方が適切の様子。
  • 純固定資産額 → 固定資産 - 減価償却累計額
  • EV → 時価総額 + 有利子負債

で、

  • 資本収益率 = EBIT / (正味運転資本額 + 純固定資産額)
  • 利回り = EBIT / EV

を計算します。

計算しようかと思ったんですが、、、

正味運転資本額や純固定資産額がマイナスになるケースがあって本来ならマイナスなら0で計算するべきかと思われるのですが会社四季報にそんな便利な機能は無く X-(。とはいえマイナスだからイジェクトするとかするとか無いでしょう。資本が小さいことは明らかにいいこと。良い銘柄を会社四季報の都合で削除するのはあり得ない。

正味運転資本額とか純固定資産額とか例外的な銘柄が上位にきてしまうのもどうかと思うわ。


もうね、ROAでいいんじゃね?orz


せめて総資産からその他資産とか無形資産とか抜きたいってのもあるんだがもう全てが面倒。

ということで最終的には以下の条件でスクリーニングしました。


  • 時価総額50億円以上
  • 3期連続ROA10%以上
    JALとかKLabとか入ってくるんでその対策。グリーンブラットさめだって長期で安定的な収益のある事業がオススメに違いない。ああそうとも。
  • 利回りが大きい順にソート
    本来なら利回り3%あたりで足切りするべきかと思ったんですが、まあ数が少ないんで放置してます。



全部で37銘柄。




うん、儲かる気がしない =)


2013年8月20日火曜日

【投資アイディア】 「インデックス運用」のススメ

いえね。

ニコニコ生放送とか聞いてると「インデックス投資の良さが分かんない」とか言ってるわけですよ。まあそれはいくらなんでも偏りすぎじゃねとは思ったわけで、元インデックス信者の私めがインデックス運用の素晴らしさを挙げていって市場を出し抜けると思ってる高慢ちき野郎どもに一泡吹かせてやろうと思ったわけ =)。

アートを取り除かないと資産運用とは言えない


市場を出し抜くにはアート(センス)を必要になります。資産運用でこのアートがとても危険なのです。アートを継続して保つことがとても困難で、一度大負けすると復帰するのはとても困難です。

そのアートは他人を出し抜けるんですか?
そのアートは一定に保ち続けることが出来るんですか?
多くの人にとってそれは無理と言わざるを得ません。

資産運用ではこのアートの部分を如何に減らせるかが重要になっていきます。株式投資でアートと呼ばれる部分を挙げると以下の通り。


  • 銘柄選択
    銘柄選びで必要なのは「良い銘柄」でも「安い銘柄」でもありません。「良い銘柄でかつ安い価格」であることです。これらを選択するにはアートの部分が多いです。このアートの部分を回避するため、銘柄を分散させる必要があるのですが、この分散すら偏りがあればアートの影響を受けることになります。
  • 資金投入時期
    資金の投入時期を誤るとどんな良い銘柄選択をしてもまず成功することは無いでしょう。それだけ株式投資では資金投入時期というのは重要なのです。相場の天井・底の判断は誰にも判断が出来ません。投入時期で悩んでいるようではアートに頼っているのと同じことなのです。
  • 時代の変化
    相場は時代と共に揺蕩います。例えば50年前の主役銘柄であった紡績株の3105日清紡とかどうでしょうか。株価は50年前とちっとも変わってませんよね。50年前の物価を考えれば配当分を差し引いても、まあマイナスでしょう。その時期の主役銘柄を長期保有していただけでは儲からないのです。常に時代変化を半歩先、先読みするアートが必要なのです。その変化に常に気が付ける人ってそうはいないでしょう。


これらのアートの部分を極力取り除くこと、これこそが資産運用なのです。
資産運用を効率よく実現するにはインデックスファンドが最適なのです。


  • 銘柄選択はせいぜい国別
    インデックスファンドは十分、銘柄が分散されているので銘柄選択するアートは必要ありません。例えば日本株に投資したければTOPIX ETFの1306TOPIX連動型上場投資信託が最適でしょう。コストは株売買代金と信託報酬の年0.12%程度。悪くはないはずです。最近では海外の株価指数に連動するETFも数多く上場しています。
  • 資金投入時期は自由に選べる
    資金投入時期は分散して流入させます。どの程度の分散が必要かはビミョーでゼロサムに近いので、給料の一部を投資に回す要領で月一で資金を投入するのはいかがでしょうか。インデックスファンドは自分の都合のいい時期に資金を投入・売却できます。インデックスファンドを同額で積み立てることで投入時期の分散にも役立ちます。
    個別株ではそうは行きません。投入時期や売却時期は全て銘柄の時間軸に合わせなければならないのです。これでは資産運用は出来ません。
  • 時代の変化はインデックスが決める
    先ほどの日清紡の例に挙げると多分、50年前の時価総額は他の銘柄と比べて相当大きかったと思われます。インデックスファンドの配分の決め方は時価総額の多寡で決まります。時代と共に弱くなった紡績株への比率は減っていき、その時代に、例えば自動車株の時価総額が増えれば自動車株の比率が高くなります。このようにインデックスにはその時代を反映させる機能が備わっているのです。


どうです?インデックス運用が最適だと思いませんか?
他人に薦めるなら。


---


ポートフォリオ理論にも触れなければならんのですが、ちょっと字数が増えちゃったのでこの辺で。

まああれです。私の中には「インデックス投資」という言葉がしっくり来なくて随分前から「インデックス運用」という言い方に替えてます。造語だと思うのですが結構最近使われてきて、にやりとしたりしてます =)。

やっぱり投資家の矜持ってのがあるじゃないですか。

「いい株にはそれなりの値段を、アレな株にはアレな価格を」付けるべきです。投資家に役割があるとするなら株価を適正価格に保つこと、そしてその行為は社会の為に何となく役立ってること、これを抜かすとこれは投資じゃない。かといって年金や保険がやっている資産運用を否定するのも気が引ける訳で、それなら「投資」と「資産運用」に分けて考えればいいんじゃないかというのが今の私の考え。

投資もするし資産運用もする。それでいいじゃないですか。

どうせなら多少のおカネを持っていて、ソコソコの知識がある方ならこの価格付けゲームに参加していただきたいところなんですが。

白紙投票ばかりじゃ、やっぱり世の中良くなりませんて =)


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【ennさん投資講座】 9日目:ファンダメンタル投資 (その1)

リスク嫌いの投資家は大金持ち​​​​​​​​​​​​の夢を​見​る​か​?<講座> - 2013/08/19 21:32開始 - ニコニコ生放送より。

ファンダメンタル投資とは


会社の基礎条件(保有している資産、会社が持っているビジネス等)に値段を付けて、自分が売買するべきかどうかを測定すること。

グロース投資とは


  • 業績が伸びる会社に注目して売買する方法
  • 株を売るタイミングが重要
    長期投資にはなり得ない場合が多い。配当も上がりにくい。
  • 機関投資家が参加できない規模の小さい銘柄が多い
    仕掛ける金額に限度が出来てしまう。流動性が少ない。

バリュー投資とは

  • 割安基準でオッズを見た投資をする方法
    成長性は重要視しない。成熟産業が多い。
  • 比較的大きな規模の銘柄が多い
    仕掛けるのが簡単なのでつぎ込める金額が大きく出来る。
  • バリュー銘柄例:
    キャッシュ・カウ銘柄。NTTとか。

---

  • 「成長産業だと内部留保→先行投資を期待しているからじゃね?」
    ソフトバンクが上手く行った例。
  • 少額ならグロース、大金ならバリューがオススメ
    グロースでブーストするというパターンは有。バリューは時間が掛かる。
  • 「少額と大金の境目は?」
    1000万円もしくは自分の年収程度。年収分をためるのには時間が掛かるから。
  • 「スクリーニングは重要視する?」
    する。一定ラインを超えない銘柄は弾くべき。
  • 「インデックス投資とバリューはどちらがいいの?」
    インデックス投資の良さが分からない。

2013年8月19日月曜日

【ennさん投資講座】 8日目:マネーマネージメントについて (その4)

マネーマネージメントについて (その4)


リスク嫌いの投資家は大金持ち​​​​​​​​​​​​の夢を​見​る​か​? - 2013/08/16 21:32開始 - ニコニコ生放送より。

マネーマネージメントの目的


  1. 守りの部分
    期待値を確保する回数を確保する。十分な時間と試行回数が必要になる。
  2. 攻めの部分
    1.が確保できたら次に期待値に応じて相応しい額を投入する。投入することに適っているか確認する。
  3. リスクレベルに耐えられるか
    1.と2.でリスクを下げる分には問題が無い。例えば5回連続で負けた時、リスクレベルを下げてもいい。逆に損を取り戻そうとしてリスクレベルを上げる事は悪手。
    自分が思ってるほど耐えられるレベルというのは低い。

---

  • 「えんさんは、マネーマネジメントすれば、サイコロでエントリーを決めて収益出せちゃう派?」
    エントリーが難しい。例えば偶数・奇数でどっちが有利かというのは言えない。
  • 「資産が増えてきたらリスク下げても良いかもね」
    その通り。資産が多ければ大きい程、まとまったおカネが入る可能性が高いのでリスクを下げた方がいい。
  • 「自分は手数料がもったいなくて多めに買って失敗するw」
    それは良くない。手数料以上にリスクが大きくなるケースがほどんど。

2013年8月18日日曜日

ますますマックジョブ化しそうで何より =)

東京新聞:進む雇用不安 労働者増、実は正社員減:政治(TOKYO Web)

 労働者派遣法は通訳や秘書など専門的な二十六の業務以外は、企業が派遣を受け入れられる期間を原則一年(最長三年)とし、その後は禁じている。
 だが、厚生労働省の研究会は今月六日、これを改め、派遣元からの派遣労働者を別の人に代えれば、業務を続けられるとした素案をまとめた。人材派遣会社からの要望が反映された。
 派遣労働者が派遣元と無期限の派遣契約を結んでいれば、派遣期間は制限されないが、現在、約百十万人いる派遣労働者のうち、これに当たるのはわずか二割。大半は最長三年で派遣先から追われることになる。


派遣会社の希望≠派遣労働者の希望

派遣会社の要望ってのは、派遣会社が確保した「枠」を法で定めて欲しいって話かと。

打ち切り後、多くの派遣業者が「枠」を狙って、まるで奴隷売買かの如く競り市が始まるのよ。本来ならこの「枠」は特定の派遣会社に絞ることは禁止されているはずなんだが実際の話、今の制度でも3年経つと何故か「同じ派遣会社」の人が代わりに入ってくる馴れ合い状態ではあるので大した意味はないんじゃないかな。あまり同じ会社が枠を守り続けていると同業他社が文句を付けてきて面倒な事に発展するのを嫌った、ってのが薄らと見える。


気になった26業務の廃止

26業務の特権(?)を無くす方向らしい。26業務に入っていたとしても賃金がいいかと言われるとすごくビミョーな話ではあるのですが、それは置いとく。

26業務でも本人が望む望まないに係わらず3年で仕事が継続できなくなる。つまり3年以上の大きなプロジェクトには参加できなくなる訳でこれは大きなマイナスになりそうだ。一方で派遣会社からすると、訓練目的でずぶの素人を送り込めるし、元の優秀なエンジニアに切り替える代わりに賃金交渉が出来る。

「3年以上働いてもらうなら正社員にするしかない」ってことになって正社員が増えると思う?

あり得ないね。

中小ならまだしも3年以上雇える体力のある大企業で、現場に人事権があるなんて聞いたことが無い。そうなると結果、3年未満で使える人材が同じような会社近辺を巡る事になる。仕事の大半は訓練を必要としない、云わばマックジョブな部分が多く占めているわけで、今回の制度変更があればますますその傾向が強くなるでしょうねって話。


トップダウン型とボトムアップ型

で、派遣を活用することで訓練するコストを払わなくなったあたりが、長い目で見るとどうなんだろうね、と思ったわけ。特殊な技能を必要とすることなくある程度、仕事が継続できるというのはマックジョブの強みではあろうとは思うんですよ?でもこれトップダウン型で、指示をする側の能力が相当高くないと継続することは困難。

今まで日本の産業で成功した事例ってボトムアップ型が多くないですかね。

現場や各部署間の連絡を通じて製品をよりよくする、そいう作業がトップダウン型で行われるとはとても思えない。ある程度、訓練を受けていて、ある程度、製品・社内の状況を知っていないとボトムアップ型は作用しないんじゃないでしょうかね、と思ったわけ。


キャッシュ・カウ事業の緩やかな死

キャッシュ・カウ事業というんでしょうか。要は成長は見込めないけどキャッシュは順当に入ってきて安定した収入が入ってくる業種の事ですね。

特にキャッシュ・カウに相当する事業で派遣業の組み入れが進んだように思える。成長が見込めない状況故に成長するための訓練の必要性が乏しい訳で、それなら派遣に置き換えても問題は少ない。成長が無い故に緩やかな死を甘んじて受けることになるのだが、ミルクの出が悪くなる度に派遣を組み入れ、コスト削減によって利益を確保する、そんな流れでしょうか。本来ならキャッシュカウを受け入れた時点で次の事業を見つける作業をしていないと不味いのですが、不景気だとナカナカ芽は育たない訳で今に至る、と。

そんな寡占化が進んだ事業に、AppleやらAmazonやらの黒船が降り立って、緩やかな死だったはずなのに即死状態というのが今の状況じゃないんでしょうか。

もう鎖国するしか =)


まあアレです

全社一丸となって頑張るのはせいぜい労働者の2/3程度っていう状況ですよねってことでひとつ =)



2013年8月17日土曜日

【投資アイディア】 決算説明会・会社説明会の動画を配信しているサイト集

いやね。

ニコニコ生放送を聞いてたら決算動画は企業のサイトからのリンクしか知らない、とか言ってて投資歴長いのにその様は無いだろうと。決算説明会の動画って、企業のIRページでも紹介していない場合とかあるんですよ。決算動画以外にも会社説明会や株主総会の動画とかも置いてあるケースもあります。

この手の動画を見て銘柄発掘したりする事もあってお勧めなのです。気の利いた経営者ともなると、今後の世界の景況感やら各国の事業所の状況やら色々話してくれるんですよ。「ああこの業種は消費税増税を気にしているんだなあ」とか。稀に同業他社の製品があって厳しいみたいな話を聞いて、同業他社の株を買ってソコソコの利益が出せたり =)。

ボキュがヲチしているIR動画サービスサイトは以下の通り。


  • NET-IR
    野村HDが運営しているサイト。会社説明会が多め。IPO紹介動画もある。IRマガジンの企業紹介のページは無料で読める。
  • Daiwa IR
    大和証券が運営しているサイト。量は少ないんだがマニアックな銘柄が多い。自社主催のIRセミナーの動画もある。
  • 決算説明会動画 | ブリッジサロンサロン動画配信 | ブリッジサロン
    読売新聞が運営しているサイト。この他にもブリッジレポートというのがあるんだが企業寄りのポジショントーク的な話で終始しているので投資の参考にはなりにくい。
  • カンパニー・ホットライン
    IR動画配信専門会社らしい。大企業が多めという印象。オンラインセミナーを開く場合があるんだが視聴者のコメントを選りすぐるので主に俺が不満だ。
  • IR Forum
    L&Mが買収して運営しているサイト。決算動画以外は期待できないが量は多い。
  • IRSTREET
    IR関連専門サイトで東京IPOとかも運営しているらしい。アレな銘柄が多くてよく退場している銘柄を扱っていることがあって興味深い。色々使いにくいんだがここでしか配信していない場合もあって諦め。
  • モーニングスター [ ビデオ ]
    モーニングスターが運営しているサイト。使いにくい。Youtubeにも公開しているのでそっちを使うことをお勧めしたい。
  • 日興アイ・アール
    ごくまれに更新される謎サイト。

他にもあったんだが行方不明。見つけたら追加していく予定。大証がやってたIR紹介ムービー集とか引き継がれなかったんだろうか、どうしようもねえな東証。

BeagleBone Blackなど購入予定など

日々暇なので秋月電子を巡回していたところ、BeagleBone Black(BBB)が目に入り購入を悩んでいたんだが昨日(8/16)、意を決して購入を決意しアキバに向かったものの「売り切れ」との寂しい結末を見てしまいやや脱力気味という状況。

仕方ないのでさっき秋月電子の通販で購入してきました。ちゃんと届いてくれるといいんですが。

で、BBBとはなんぞやって話になろうかと思うのですが、ぶっちゃけRaspberry Piの亜種というか高速CPU版という認識。Raspberry Piとはなんぞやって話だと、ARMベースの教育用小型PCとでも申しましょうか。小さなお子様でも電子工作が出来るよう企画された端末だと聞いています。

端子むき出しな感じがそそりますな =)

で、BBBを何に使うかというと今の所、Androidで流用しようかと思ってる各種ツールの動作確認をしようかなと思ってます。現状、Android NDK + UbuntuでクロスコンパイルしたものをAndroid端末に転送して動作確認という手順で行っているのですが結構面倒臭い><。そもそもクロスコンパイルってのが漢らしくない。Android端末でrootを取ればそこそこ楽が出来るのは分かっているんですが、なんか勿体なくてrootは取らずじまい。エミュレーターだとパフォーマンス測定が当てにならない。

で、BBBにUbuntuを入れて開発環境を整えつつ、ちょこちょこ遊んでいこうかなと。

Raspberry Piだと浮動小数点演算が出来ない石っぽいのでチューニングでやる事が少なくて面白くナサゲ。その点BBBはCortex-A8ベースっぽいのでサポートしているでしょう、多分。

まあ今はそんなレベルです。届いたらまた色々調べてみるわ。

Raspberry Piも買っちゃおっかなあ =)。



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2013年8月15日木曜日

【会社四季報】 大株主を抽出して投資法をパクろう!

いやね。

ニコニコ生放送の株放送で「竹田和平さんの銘柄と似てますねー」とか突っ込んでみたら「誰それ」とつれない返答。いや投資歴長いなら竹田和平さんを知らないとかあり得ねえだろ、と思った次第。

まあ折角なんでボキュが集めたリンク集などを参考にしていただけると大体状況は掴めるかと。


大体こんな感じ。

  • どっかの会社の社長でカネ持ち
  • 会社四季報の大株主欄の常連
    大株主になることが投資で成功する方法だと思ってるらしい。
  • 高配当、資産バリュー
    配当を続けられる銘柄が好みなんだとか。

語りが入る爺さんなので面倒ではある。その辺はスルーするのがお勧め。

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で、今回はこの大株主を抽出してみようってのが趣旨。

ネットで検索できるサービスを利用は以下の通り。

大株主の抽出は、会社四季報CD-ROMでも出来たりします。四季報の大株主欄を見ながら調査すると色々捗るのでオススメ。手っ取り早く検索するなら「らくらくスクリーニング」がいい。


  1. 『検索パレット』にある『らくらくスクリーニング』を選択
  2. 項目一覧から『既存の項目』→『株主情報』→『大株主名』→『最新(-1)』を選択
  3. 演算子から『含む』を選択
  4. 条件値に『竹田和平』と入力
  5. 『検索』ボタンを選択

検索パレット

「らくらくスクリーニング」ダイアログが表示されますので『表示』→『OK』で一覧が表示されます。


スクリーニングの検索結果

簡単でしょ?

ちょっと工夫して最新から2期前まで検索してみるという芸当もできます。今期は61銘柄で2期前は100銘柄の大株主だそうであの爺さん、そこそこ利食いしたりポートフォリオを弄ってきたりしていたり微笑ましいのです =)

最新~2期前までの竹田和平さめ

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こんな感じで会社四季報CD-ROMで遊ぼうコーナーを作っていこうかと思います。過去作った記事はSyncHack.com絵空事: 会社四季報で見れます。もっと前に作った奴は気が向いたら転載する予定。

2013年8月13日火曜日

【ennさん投資講座】 まとめページ

ennのニコニコ放送局で使われるようになってきたので纏めておきます。生放送履歴から過去の放送が聞けますがプレミアム会員の必要があり、かつ1週間以内に閲覧しないと消えていきます。気を付けてください。

SyncHack.com絵空事: ennさんの投資講座というタグがありますので併せてどうぞ。


基礎編

実践編

#失踪したらゴメンね
#何せ昔からやる気を持続できない人なので許されたし =)

【ennさん投資講座】 7日目:マネーマネージメントについて (その3)

マネーマネージメントについて (その3)

ennのニコニコ放送局-ニコニコミュニティの7日目(8/12)。

理想的なマネーマネージメントとは、勝率が分かっていてその上で利益率が分かっていること。

  • マーケットは「分からない」
    長期投資の場合、サンプル数が足りないので勝率や利益率を導き出すのは難しい。
    短期投資の場合、ボラティリティを考慮して枚数を管理するのが良い。ただし一定のサンプル数を取るには同じ手法をやり続けないと意味が無いので難しいかもしれない。
  • マネーマネージメントは短期投資の方が役に立つ
    マネーマネージメントは売買の始めから終りまで係わる事なので、トレード回数が多いデイトレの方が影響がある。

マネーマネージメントについて (その1)のおさらい。

特にデイトレではこのやり方が単純で有効。トレードする枚数を低くすることでリスクを低く抑えることが出来る。

  • 「取れるリスク」を1%としている理由は特に無い
    1%にしたのは100回チャレンジできるから。勝率が良ければ2%とかにしてもいい。自分が破産しない程度のリスクを取る事が重要。
  • サンプル数は充分に取る
    10日間(2週間)だとデイトレ向き。デイトレでも、もっと多くのサンプル数を適用するのが望ましい。

以後、質疑応答。

  • 「同じ銘柄でリスク1パーセントのトレードを10回やるのと、1トレードで10%のリスクを取るのでは大きく違いますか?」
    違う。1%*10はその時々のトレードで勝率が異なる。10%*1だとその時々の勝率が安定しない。トレードを10回の方がリターンが安定する。破たんするのを避けるのがマネーマネージメント。
  • 「1年のボラを見るとしたら、日足?週足?月足?」
    月足でいいんじゃね?

補足


各銘柄のボラティリティを確認できるサイトがあったのですが、サービス終了してましたorz。探してみますね。

TOPIXに対する「ベータ値」、「対TOPIX相関係数」、「標準偏差」なら会社四季報CD-ROMで出力できます。方法についてはいずれ。

2013年8月11日日曜日

決算メモ (13.08.09)

決算で気になったのをメモ書きするいつもの奴。

6409 キトー

1Q決算。可もなく不可もなく。4Qに売上が集中する銘柄なので1Qは前哨戦みたいなものなのです。タイの新工場が出来た関係上、アジアでの利益が下がっているんですが、まあ工場が出来て需要があるのなら勝ちパターン、需要がぱったりなくなると負けパターンといういつもの奴です、はい。

3179 シュッピン

7月月次、前年同月比+25.9%。イイね!

前に1Q決算があったのですがそちらはあまり興味なし。現段階でここを評価できるのは売上のみだと思っています。この銘柄については以下のページでも参考にしてちょ。



6245 ヒラノテクシード

1Q決算。PLガン無視。受注高が相変わらずすば抜けてよい状況なので現段階で特筆するべきことはないかな。表だって出てないがひふみ銘柄なはず。

3156 UKCホールディングス

1Q決算&2Q上方修正。PBR 0.58倍、PER 5.77倍、配当2.42%、あら結構よくない?

ソニー関連の商社でスマホ関連に強い。Xperiaというかツートップ戦略に乗っかってることを考えればもう少し評価されてもヨサゲな気はしてきました。元(?)ひふみ採用銘柄。



9856 ケーユーホールディングス

1Q決算。中古車市場という点では特にアレだったんで放置してたんですが、どうも輸入車ディーラー事業ってのが飛びぬけて成長していたようで見落としてましたね。直近の高値をらくらく超すようならもう一度参戦してみたい気にはなった =)

2481 タウンニュース社

決算。業績予想はややビミョー。もう少し期待してた。

世の中的には求人が活況になっていたりしまして、それに対する広告費も増えている傾向にあろうかと思っています。フリーペーパーの売上の源泉は地域の求人広告ですので、アベノミクス相場には沿った案件かなあ、と。同業他社に2408 KG情報という銘柄がありましてこちらも月次・売上が良かったことは確認できていたのですが、残念ながら今期は投資期に入ってしまい、急速に利益が減ってしまうアクシデントを被ったりしたりしてハートブレイクなのですorz。まあKG情報はPBR0.5倍ですし、来期以降は持ち直すんじゃないかと思うのでその手前あたりで再度参戦したいなあ、と思ってるのですが、忘れてるかも =)

フリーペーパーは穴場だと思うんですけどねえ。何せ誰も相手してくれない(泣

7545 西松屋チェーン

下方修正。月次は持ち直し始めていたので気にはしていたんですが、円安の影響をもろに受けた格好になったようです。小売業でもこの手の輸入品に頼っている所は注意が必要かもしれませんね。

3836 ディーバ

決算。業績予想がまた極端に低くてアレ。去年もどうしようのない位程、低い業績予想だっただけになんかもうまたかって気分です。M&Aの嵩上げ分が無くなって来期はどうなるんだろうとは気になっていたんですが、売り上げ面で言うとまだまだイケてそうな感じではあります。

IR動画待ち。ここの経営者はちょっとアレで好みではある =)

6638 ミマキエンジニアリング

1Q決算。業績自体はかなり良かったのですが、為替予約による為替差損を計上しており、やや残念な決算だったかなと。今後もこの手の金融によるマイナス面が出てくるようだと、実に残念なのですが、どうなんでしょうね。

中小企業向けのサイネージ事業では業界トップ級。日本でシェアが高い7999MUTOH、欧州でシェアの高い6789ローランドDG、米国でシェアの高い6638ミマキエンジと言った所。この3社で世界の殆どのシェアを確保できている日本の独占技術だったりします =)。

ひふみ投信でもひそかにミマキエンジを組み入れており、ひそかにニヤニヤしていたのですがどうなることやら。

6919 ケル

1Q決算後、下落。

ここはやや特徴がありまして、電子部品関連というよりはパチンコ関連という側面が強い銘柄という印象があります。なので、同業他社より利益率が高く、お蔭で資本状態も盤石なんですね。で、パチンコ関連は、生産が一定していて売上に大きなブレが生じにくい特徴があります。大体、半年先あたりまでは状況が把握できる感じらしいです。なので売上の期ズレというのは考えにくく、大きなサプライズは起こりにくいんじゃないでしょうか。パチンコ市場はやや様変わりしていまして、中古台を使いまわす市場が大きくなっていまして、新台が作られることが抑制されている状況もあるかもしれません。

後、建物仮勘定に計上してある通り、今期設備投資を行う予定のようです。となると利益が削られることが必須でして、えーとそいうことなんじゃないかなあ、と。

私からは以上です =)

2790 ナフコ

1Q決算。可もなく不可もなく。つか相変わらず評価低いすな。

7747 朝日インテック

決算。業績予想は強め。素晴らしいね。

ちなみにひふみ投信組入れ銘柄。それなりの見えないリスクもあったりするので注意が必要ですよ。過去、この銘柄には酷い目にあってまして(ry

8219 青山商事

1Q決算&自社株買い発表。月次から売上は予想できましたが、自社株買いまでは予想できませんでしたねえ。夏枯れに自社株買いは効きそうは気はするのですが、この辺りは来週以降のお楽しみですな。

9699 西尾レントオール

3Q決算&上方修正。建機レンタル強いですねえ。700円だった時が懐かしい(遠い目。

直近はアベノミクスのお蔭でしょう。公共事業への投資期待というのもあるでしょうし、実際におカネも流れてきているのでしょう。ただ建機レンタル事業でもう一つの柱である、建機売却先の中国の景気が少々アレになってきている状況なので今後の見通しがどうなるのかはやや気になっていたりします。この辺、ちょっと聞いてきますね。

ひふみ投信は同業他社であるカナモトを組み入れてました。あの銘柄もいいですよね =)。

3951 朝日印刷

1Q決算。いいんじゃないでしょうか。

この銘柄はひふみ投信がかなり前から目を付けていた銘柄で、ボキュも何回か美味しい思いを(ry。ひふみらしさが出てる銘柄だと思ってる。語りだすと長くなりそうだw

4082 第一稀元素化学工業

1Q決算&上方修正。PERが3.93倍とアフォみたいな数値になってるw

この銘柄、嫌いじゃないんですがレアメタル相場に大きく影響を受ける傾向にあってPL・BS共に乱高下という状況でして。持ってた時期はあったのですが、同業他社の値下げに追従したあたりで、いやーそれはどうなんだってことで現在様子見。HOYAや信越化学のようにレアメタルの関係で中国に工場は作らなかったらしいのですが、もしかして正解だったのかもしれず =)。

鎌倉投信組み入れ銘柄。

4304 Eストアー

1Q決算。業績予想はしていないのですが、大体予想通り。

投資期に入ることはこの前の決算で言ってましたし、現状のマーケット状況は混とんとしている状況らしいのも把握できましたし、そもそもY!の資本提携が外れた時点でやっぱり様子見が正解かなあと。

4997 日本農薬

3Q決算&上方修正無しっておぃぃ。

クボタといい、農業関連は調子良さそうですね。ひふみ組み入れ銘柄。

6059 ウチヤマホールディングス

1Q決算。月次の裏打ち通り。調子ヨサゲで何より。

4620 藤倉化成

1Q決算&上方修正。米国市場がヨサゲらしい。

6640 第一精工

2Q決算&下方修正&株価急落。

PC関連が厳しくなったのか。一応Apple関連銘柄でもある。決算動画待ち。

経営陣が役員報酬減額を言い出した銘柄は概ねしばらく業績が戻らない事が多い印象があります。嫌な感じがします。

6750 エレコム

1Q決算後、株価下落。可もなく不可もなくだが下がる理由もあまりなかったと思うのだが、、、。

【ennさん投資講座】 6日目:マネーマネージメントについて (その2)

マネーマネージメントについて (その2)

ennのニコニコ放送局-ニコニコミュニティの6日目(8/9)。

基本的な3原則

  1. (絶対額が)大きい金額は大きく張り、(絶対額が)小さな金額は小さく張る
  2. 定額(絶対額)ではなく定率(パーセンテージ)で考える
  3. 期待値が無い場合おカネを流入しない

自分自身で根拠があるトレードでなければおカネを流入させるべきではない。
勝負をするなら期待値が無ければお話にならない。破産しないよう長期で市場に生き残ることで複利効果を得ることに優位性を求めている。

補足


当方の例で言うと最近、仕事を辞めまして気ままなニート暮らしを開始している関係上、働いていた時期よりもリスクを取らない方向でいます。つまりまあ、5月中旬あたりの下落前後に株運用比率を下げ現金化していたりしていました。下落当初はもう既に辞めることは伝えてましたので「俺もしかしてやばくね?」とは思ったり思わなかったり =)。

ということで取り得るリスクというのは、自分の立ち位置で変化するということも忘れない方が良いかと思います。歳を取るにしたがって取り得るリスクは減らしていくべきです。

後、目標金額と運用資金と運用期間を予め決める方法はどうなんだろう。

例えば3年後、150万円の自動車に買い換えるための運用資金100万円を用意したとして、年10%以上の利回りを必要とするポートフォリオを組むとか資産運用ではよくある例ではありますが、そもそも年10%平均という時点でポートフォリオ理論以前の問題になってどうしようもないですね =)。

2013年8月10日土曜日

【投資アイディア】 株券の価値ってなぁに? 2013年版

10.01.24のブログ記事「株券の価値とは」を再編集しています。残念ながら元ネタである野村證券の証券用語解説から削除されてしまったようです。無理やり発掘してきました =)

株式の機能|証券用語解説集|野村證券 (Internet Archive)

要はですね。

株券にはいったいどういう価値があって日々取引されているんだろうってことを意識することで何らかの優位性を見出すことが出来るんじゃないかな、と。

株券には「利潤証券」「支配証券」「物的証券」という機能があります。これらの機能は全て法律で保障されている権利です。

一つ一つ見ていきましょう。


利潤証券


(1)利潤証券
企業の所有権者は、出資者である株主である。企業の利潤は、株主に帰属する。(=利益配当請求権)これが「利潤証券」としての株式の側面である。
「株価」は基本的に、株式の有する3つの側面に基づいて形成されるといえるが、企業が永続して生産活動を行うことを前提とし、かつ、その企業を経営することが利潤面以外で利益(満足感)を生むことのない企業の株価形成においては、とりわけこの利潤面が重要な役割を果たすことになる。

株券には利益から配当を求める権利がある、って話ですね。

利益(純利益)は、売上から商品のコストやら材料やら人件費やら借金の利息やら諸々の費用を全て引いてもまだ残るおカネの事を指します。株券は会社が得た利益を配分するよう請求する権利を持っています (利益配当請求権 - Wikipedia)。

多くの企業はこの利益を全て配当しようとはしません。利益は、配当の他に来期以降の開発費や設備投資等の余裕資金として蓄えます。本来ならこの余裕資金の事を内部留保と称するべきなのですが、内部留保という言葉を使いたいだけの人達が色々ヘンテコ解釈していてアレです。

日本の場合、利益から大体2~3割程度を配当に回すのが一般的のようです。

この割合の事を配当性向と言います。配当性向が低くてもその資金で素晴らしい利益が出るのであれば配当しない事を望みます。銀行から利子つきで借金するよりずっと使いやすい資金ですし。逆に成長性が期待できず、おカネだけを産み出す現金製造機(キャッシュ・カウ)の場合、配当性向を高く維持するよう望みます。

配当は株券の王道ですね =)


支配証券


(2)支配証券
株主総会が企業の最高意志決定機関であり、経営決定権限は保有株式数に依存する。(=経営参加権)これが「支配証券」としての側面である。
支配証券の側面は、ある企業の経営権に特別の利益を見出す主体が、利潤等により算出される水準よりも高い価格で株式を取得する場合に、価格形成に直接的な役割を有することになる。企業買収やTOBが行われる場合には、株価にプレミアムが付与されることなどは、この例である。 

株券を多く持っている人が経営を支配する権利を持っているって話ですかね。

如何にも資本主義っぽいですね =)。

株券の保有比率によって得られる権利が段違いです。保有比率が20%を超えると持分法が適用されますし、1/3を超えると議決に対して拒否する権利を持ちます。


権利として興味深いのがあって「総株主の議決権1%以上もしくは300個以上の議決権」の場合です。1%となると億単位の資金が必要になる場合が多いのですが、300個(300単元)となると数千万、状況によっては数百万円で株主総会で話し合われる議題を提出する権利を持つことになります。

毎年、東京電力に原子力発電に関する議題が提出されるのは上記の権利によります。野村HDに対しての議題も話題に挙がりました。


この権利の重要なのは、節目節目で大きな権利を有することです。この権利を持ちたいがために株券を高値で買い取ってくれる投資家がいます。条件は様々なのですが意識すると力関係がうっすらと見えてきてこのゲームで少しだけ優位に立てる、かもしれません =)

---

例えば、ですねえ。

直近だと8711 FXプライムとその大株主である9449 GMOインターネットの関係とか興味深いかな。

両社ともFXという金融商品を扱っているのですが、FXプライム側の経営が傾いたあたりでGMOから資本提携を受けて子会社化しています。経営としては両社とも大きな違いは無く、今期はシステムの共用で経費削減を試みています。そうなると、ぶっちゃけ子会社化する必要性が無いんですね。経営者同士が折り合えば、吸収合併は近いのではないかと踏んでます。

仮に吸収するとなると、一般的にプレミアムを付けた株価で買収することになるでしょう。まあ皮算用ですし、プレミアムを付けずに株券を回収することをありえない話ではないのでどの程度有利かはビミョーな所ではありますが。


物的証券


(3)物的証券
企業が解散をした場合には、株主は株式数に応じて、解散処理後残存する企業の純資産を獲得することができる。(=残余財産分配請求権)これが「物的証券」としての側面である。

仮に会社を清算することになった場合、従業員の給与、手形の支払、借金の返済、税金の支払い等、全ての支払いを済ませてそれでも残った部分は全て株主のモノですよって話。

一般的には、運転資金がある内は頑張ってしまう場合が殆どで、それすらムリゲーになったあたりで清算、というか倒産やら破産手続きをすることになります。上記のコストを全て払う事すら無理な状態では株券はただのゴミですね =)。

例えば、ですねえ。

この株券の権利を図る指標にPBRというのがあります。

貸借対照表(バランスシート、BS)の右下にある純資産が株主の持分です。その持分を発行している株券の枚数で割ると「1株当たりの純資産」が計算できます。「株価」から「1株当たりの純資産」を割ったのがPBRになります。

以下の例だと「1株当たりの純資産」は20万円で「株価」は10万円。10÷20=0.5倍という計算になります。



理論上、10万円の株券の会社を清算したら20万円の価値が返ってきて10万円丸儲けじゃね?っていう話。

PBR1倍割れ(1倍以下)というのは「おまいら、経営なんかするよりか清算した方がよっぽどマジじゃねwww」って評価されている状態でして、かなりの低評価です。そうなってしまう理由も多々あるのですが、話が長くなるのでいずれ。

---

この考え方で注意が必要なのは、上記の例でいうと本当に500万円の価値があるのかって所が問題になります。手形や借金の300万円分は間違いないのですが、全体で500万円の価値が無いと株主のモノがガッツリ減ります。

つまり賃借対照表の左側の価値が重要なのです。

左側は、現金、回収予定の資金(売掛金)、仕込み中の材料(仕掛品)、土地・建物、未公開株(その他資産)が計上されています。この中で100%信用できるのは現金だけです。現金は預金通帳にある数字をそのまま記載したものですからね。

例えば仕掛品はどうでしょう。例えば販売用のマンションとか本当に記載している価値があるかは疑わしいです。売れ残ればディスカウントせざるを得ないですし、経営者によっては見栄えを良くするために高く計上しているかもしれません。

未公開株に至っては、購入時の価格が計上されている場合が殆どなので今、その価値があるかどうかさっぱりです。逆に言うと投資先の企業がIPOするとなると莫大な利益を生んだり生まなかったりします。博打要素満載です。この部分は精査すると実に美味しいのですが、これも話が長くなるのでいずれ。



ということで、ですね。

自分が何の権利に対して投資したのか意識することで少しだけ優位に立てるかも知れないという話でした。「いやおれっち、テクニカル派なんで全然必要ねえっす」と言われると「そうですよねー」としか答えようがないのが投資の幅広さだとは思うんですけどね、ええ。

2013年8月9日金曜日

【ennさん投資講座】 5日目:マネーマネージメントについて (その1)

マネーマネージメントについて (その1)


ennのニコニコ放送局-ニコニコミュニティの5日目(8/7)。

資金管理とは、マーケットで適切なタイミングで適切な量の資金を流入・引き揚げを行うことです。

  • ケリー基準
    運用資産と取り得るリスクが分かれば最適な運用金額が算出できる、という考え方。理屈上の話。
    → 株で勝率やリスクを定義することは難しいのでオススメしない
  • 損益の非対称性|徒然w
    損したものを取り戻すのは大変なので、可能な限り小さいポジションであるべき。複利効果を得るためには長くマーケットで生き残る必要がある。
  • 1回のトレードでどの程度のリスクを負うべきか
    トレードなら口座資金の1%~2%程度が妥当。5%だったら運が悪いと破産してしまうかもしれない。勝率が高ければとれるリスクは高く設定できる。

三井物産の例(簡易):


10日間の場中の高値・安値の幅の平均を求める → 29.6円
1単元は100株 → 2960円
リスクの金額10000/2960 = 3.37

一日の取引は3枚までが適切、という答えになる。

デイトレではなくスイングの場合、オーバーナイト分も考えなければならない。

補足


マネーマネージメントについて調査していないので補足しにくいです><。ゆくゆくは調査しようと思ってますのでその点、ご了承。

株は、時間経過によってプラスリターンが期待できる金融商品です。なのでリターンを得るチャンスが多く得られると考えれば生き残る重要性が理解できるんじゃないでしょうか。一方で、為替は一般的にゼロサムゲームと言われ時間経過によってプラスリターンはありません。よくスワップの例が取り上げられるのですが、あれは通貨の劣化具合の差分をコツコツ積み重ねているだけで、大きな相場でそのコツコツ分は概ね取り上げられます。賽の河原地獄のようなイメージでしょうか。勿論、鬼の目を盗むことが出来る能力があれば問題ないのですが =)


  • 株はアートである科学的な見方は出来るかも知れないが、過去が繰り返されるわけがない。相場に明確な答えは出せない。


ですよね。

バリバリの資産バリュー投資の書籍とか見ると、株はある程度計算出来てアートの部分を取り除くことが出来ると主張する人が多かったのでennさんもそのパターンなのかなと思って気にしてみました。

となるとHanter×Hanterに例えるなら水見式あたりまでが講座の目標になりそうですね。

ennさんが紹介していた書籍



ラルフ・ビンスの資金管理大全 (ウィザードブックシリーズ)
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「ひふみアカデミー (2013/07)」雑記

今回はひふみアカデミーに参加してきたので、前半30分以降の後の1時間もメモも残しています。前に「後半部分もブログにこっそり記載していいか?」と聞いたら問題ないって言われたんでたぶん大丈夫でしょう =)。


Video streaming by Ustream


今月のナビゲーター担当は片山さん。

  • ひふみ投信 6.00%、TOPIX △0.18%
    6月の下落分を7月で取り戻した形になった。
  • 6月から相場追従型のポートフォリオからひふみスタイルに切り替えた
    6月は駄目だったが7月で取り戻すことが出来た理由。
  • 選挙の結果でサプライズは無かった
    下馬評通り。今後の政治で注目されるのは消費税増税と法人税減税。
  • 現金比率 25% → 14%まで引き下げた防御力を下げた。
  • 影の銀行問題
    鉄鋼業の過剰投資等、問題は山積みになっている。が、短期的には大きな問題に発展することは少ないのではないか。影の銀行も問題だがそれより規模の小さい「小額貸款公司」という仲間内の金融、中国版マイクロファイナンスの規模が10兆円あると言われている。これらは仲間内の金融以外にも近場の鉄工所等にも投資していて、それが焦げ付き始めているらしい。仲間内なので世界の金融には直接影響は起こらないだろうが、政情不安として顕著化する可能性がある。
    中国関連の銘柄は避けるようにポートフォリオを組んでいる。
  • 中国の景気悪化
    追従しているASEAN地域の景気も悪化することが想定される。
    中国景気悪化 → ブラジル鉄鉱石低迷 → ブラジル景気悪化 → ブラジルに多く貸し付けているスペインの焦げ付き懸念 → スペインの景気悪化、というパターンが警戒されている。バーナンキも認識済み。
  • 米国・日本の景気回復
    今後の景気は先進国が中心になるのではないか。
    7270 富士重工業 (組入れ11位)は米国景気に支えられて株価を伸ばした一例。
  • 第二の黒田砲
    米国景気が良くなればFRBの締め付けが始まり景気は良好でも株価が下がる → 日本の景気低迷、黒田砲発射!米国景気が悪くなればやっぱり黒田砲発射!
    いずれにしろ近い内に黒田砲を再発射することになるのではないか。
  • 売買代金の低迷
    期待値織り込み済み。1Q決算結果より買いあがることは無いだろう。相場一服。
  • 秋のテーマは賃上げ
    今の政権が賃上げを容認するよう働きかける可能性が高い。これが成功すると景気に影響を及ぼすのではないか。
  • オリンピック関連
    トルコが躓いた感あり。もしかして東京で決まるのかも。
  • 五月さんのホームラン銘柄について
    ランクインすれば明言したのだが仕込みが薄くランク外になっている。ネット広告銘柄。
  • 3769 GMOペイメントゲートウェイ (組入れ1位)
    電子商取引。公共料金系の取引に強い。大手の顧客への比率は高い。今の所、死角のない銘柄ではなかろうか。
  • 9477 KADOKAWA (組入れ17位)
    「艦これ」関連で一躍有名に。コンテンツフォルダー、電子書籍銘柄として組み入れた。「艦これ」自体は「パズドラ」に化けることは無いんじゃないか。スマホで遊べないのがネック。
  • 9513 電源開発 (組入れ2位)
    効率の良い石炭発電に注目。原子力発電の再稼働が難しい状況で安価な発電となると石炭発電が注目されるのではないか。景気動向に左右されにくい銘柄でもある。
  • 6326 クボタ (組入れ6位)
    農業関連。日本農薬と同様。
  • 2193 クックパッド (組入れ16位)
    株価は割高。機関の組み入れが少ないのでチャンスはある。ネット系で材料が豊富。

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久しぶりにひふみアカデミーに参加しました。

目算70人はいたでしょうか。年齢は高めですが若い娘さん達もいて雰囲気違うやないか、と思ったり =)。前に行った時は10人くらいの小さな会で、その頃は五月さんとかもボキュと同じ席に座っていたのになあとは感慨深くてアレです。質疑応答も活発で私ごときが場繋ぎの質問をする必要もなく、景況感や個別銘柄について聞いていました。

組入れについては、やや光るものが足りない感じは否めないですね。J-POWERはやや意外でしたがひふみが買わない銘柄ではないし。組み入れ比率も3%を超えているのもないし、広く薄く分散して様子見というところなのでしょうか。

ひふみ投信に口座を持っているのなら是非参加してみては。


2013年8月7日水曜日

AdSenseで表示したくない広告をブロックするなど

ということで最近、AdSenseでお小遣い稼ぎを実行しているのですが早速、とてもアレな広告が表示されるようになりまして、これをどうにかブロックしたい、というのが今回の目的。

多分、投資関連の広告が多く表示されるんだろうなーとは思っていたんですが、結構なんというんでしょう、元本保証で5%とか、ネットで話題のいつかはなんとかとか正直、表示するのは色々心が痛む訳です。なので丁重にお断りする方法を探りました。

結論からするとAdSenseの設定で『広告の許可とブロック』→『広告主のURL』でブロックしたい広告主のURLを打ち込んで『URLをブロック』で表示されなくなるようです(設定が有効になるまでには少々時間が必要のようです)。


が、しかし問題があります。

広告主のURLですがこのURLを知るためには一般的に広告をクリックしないと分かりませんよね。でもこれ明確にAdSenseの契約条件で禁止されています。自分で広告をクリックしてはいけないのです。

広告をクリックせずに広告主のURLを知る方法、実はGoogle側で用意してくれてます。AdSense関連の書籍を立ち読みした所「AdSenseプレビューツール」とやらが希望のブツだったようですが最近は配布を止めたようです。代わりにChrome拡張の「Google サイト運営者向けツールバー」を使用しました。

ツールバーの詳細、インストール方法は以下のページを参照してください。


次に広告オーバーレイを有効にするURLを設定します。拡張機能の設定を選択すると以下のページが表示されますのでURLを指定してください。今回は「inv.synchack.com」を指定しました。



これで設定終了です。うまく行っていれば広告にカーソルを合わせると広告上に以下の表示がされるようになります。この状態でクリックする分には広告は表示されず、広告の設定ダイアログが表示されます。このダイアログからブロックしましょう。

広告オーバーレイ


うまくブロックされていれば『広告の許可とブロック』にも反映されます。確認しましょう。

2013年8月5日月曜日

【ennさん投資講座】 4日目:マーケットの状態を確認する方法を見つけよう

マーケットの状態を確認する方法を見つけよう


ennのニコニコ放送局-ニコニコミュニティの4日目(8/5)。

良いマーケットの状態でおカネを入れることが重要。良い銘柄である重要性よりかは優先度が低い。

例えば以下の通り。

  • 売買代金の推移
  • 東証一部の値上がり銘柄数・値下がり銘柄数
  • 過去の値動き、水準

以下、質疑応答。

  • 運用資金が少なかった頃の方が楽しかった?
    気楽ではあった。
  • 利確した銘柄がさらに強かった場合、売値より高くても買い戻すことありますか?
    無い。
  • 個人投資家の機会損失とは?
    無い。機会が活かせないならないのと同じ。期待値が存在しないのに機会ってある?機会に囚われない方がいいんじゃないか。
以下、雑談拾い食い。
  • 投資で成功するというのは、チャンスにどれだけのおカネをつぎ込めるかどうか
  • 資金を入れるということは、おカネを危険な場所に置いてあるという認識を持つべき
  • PBR0.5倍以下が理想、PAR10倍以下、PBR1倍以下、配当国債の利回り+2%が基準

補足

今回、困ったのは確認する方法については各々の手法に合致した方法を見つけろ、と投げっぱなしでじゃあennさんの具体例は?って所までに話が進まなかったところだろうか。

例えばennさんは、原油先物の高騰、円安推移、インフレ誘導あたりを見据えて8031 三井物産1605 国際石油開発帝石を組み入れていたりする訳ですが、どちらかというとこれは閃き(アート)に近い話で言葉で表現するのは難しい、ということにならないか。

各々、センス磨けよってことだと差が出てきてしまいますよねって話になろうかと。簡単に言うけど、それ、相当難しいと思うけどねえ。

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売買高の推移ならイベント投資で有名な夕凪さんのサイトが参考になると思う。現物以外に先物も合わせて判断しています。アノマリー系の研究は素晴らしいのでお勧めです。


ボキュの場合、マクロは勿論見てますけど、それよりはミクロの変化からマクロの確認というパターンの方が多いかな。

  • 同業他社を含めた月次
    特に外食に有効。なんだかんだ皆同じような株価推移なので、ざっくり同業他社の株価を見ていれば逃げる時期も大よそ判断できる、と思ってる。PERとかはむしろ織り込まれているケースが殆どで、変化だけ注目していればいいお気軽さもある。
  • BBレシオ
    半導体装置の統計。半導体装置の方は個々の受注高から判断する方が確実。半導体産業の実需から半年くらいの遅延があるのでその間に仕掛けたり逃げられたり。
  • 騰落レシオ
    値上がり銘柄数と値下がり銘柄数から算出。相場の過熱感を判断するのに使われるんだけど、アベノミクス相場では過熱しまくりで役に立ちませんね =)。もう少し落ち着き始めたらまたワークし始めるかと思います。この指標を使うならETF売買の方が効率的かも。
  • ダウ平均の個別銘柄
    急騰した場合、何が評価されているかの判断に使えます。たった30銘柄ですし、どれも有名な銘柄なので覚えちゃいましょう。

後は金価格、原油価格、為替、10年米国債利回り等、判断基準となる指標は色々あるでしょう。FXなら雇用統計とバーナンキのおっさんの呟きとか。

何を見て何を判断するかは個人に委ねられる、と言ってもねえ。

【ennさん投資講座】 3日目:投資するのに確認する順番について

投資するのに確認する順番について

ennのニコニコ放送局-ニコニコミュニティの3日目(8/2)。

マクロ経済が中心。バリュー投資と言えども世界の景況感に影響せざるを得ない。

  1. おカネ全体の動きをみる
    世界全体におカネが流入されているのか引き上げられているのか。おカネが流入しているかどうかが重要。キャピタルゲインを意識せざるを得ない。リスクオンかリスクオフか。引き上げられるときは新興国市場から資金が引き揚げられる。
  2. 日本市場の動きをみる
    世界を状況を見てから日本の市場を見る。
  3. 個別銘柄の動きをみる
    最後に銘柄の特性を確認する。決算の良し悪しは全体のマーケットからは些細な差でしかない。マーケットに適した時期に判断するべき。イイものを買っていれば勝てるのか?というのは疑問。マーケットが上がれば全体が引き揚げられる。

個別の銘柄に固執する必要は無い。低PBR、低PERに拘っているのは最低のラインを引きたいがため。配当と収益性からマーケットに入るべきか否かを判断している。

以下、質疑応答。

  • それってノーポジ期間長くならね?
    基本、長期投資でポジションを動かすことは殆ど行わない。いいタイミングで仕掛けて大きく取る。値動きでコマメに取ることに優位性を見いだせない。
  • 良い投資時期とは?
    直近だと震災の半年後が良いタイミングだった。あの時は資金が引き揚げられたタイミングでPER/PBR/配当利回りが良かった。少々怖い状況ではあったが。

補足

以下はennさんの放送でよく見るサイト。


今だと「影の銀行問題」かなあ。アレの影響がどこまで受けるのかよく分からないんだよね。最近は市況の状況はひふみ投信のひふみアカデミーで確認してる。手抜きだわなw。ひふみアカデミーはUstreamで公開しているのでヲチすることオススメ。投資の話ばかりで楽しいですよ。

【ennさん投資講座】 2日目:目的が決まったら戦略を立てよう

目的が決まったら戦略を立てよう

ennのニコニコ放送局-ニコニコミュニティの2日目(7/31)。

  • 戦略の集積の源、優位性は何か?
  • そのエッジが成立する前提は何か?

他人を出し抜くのか?市場から収益を吸い上げるのか?自分の優位性はどこにあるのか。

ennさんの場合:

  • バリュー投資
  • 複利効果を活かす
    長期で生き残る戦略が重要
  • 高配当銘柄なので配当でカバーできる兼業であるのでマーケットに好きなタイミングで入れる。
  • ルール決めは重要
    勘に頼ると勝ち続けることは難しい。誰が聞いても納得のできる戦略があるといい。

以下はennさんのプロフィールより。

取引手法について
バリュー投資です。
ジョン・ネフ的な低PER、低PBR、高配当な銘柄が大好きです。
投資戦略の鍵となっている考え方
配当の再投資による複利効果と割安銘柄の見直しによるキャピタルゲインを狙っています。
そのため、低いPERと低いPBRで株価に対してのビジネスの割安度と元本の安全性(株価の下落可能性)をはかり安定、もしくは増加傾向のEPS、高い配当利回り自己資本比率、低い配当性向と有利子負債の割合で高配当の維持、実現性を考慮し分散投資することによって、リスクの分散(業種の相関性を低くする)、見直し買いの確率の向上(銘柄が多いほどヒットする可能性が高いため)、配当収益の安定、小型銘柄の流動性の確保(小分けすることで少額にし、ポジションを仕切りやすくする)を主眼においています。

以下、質疑応答

  • 損切り・利益確定のタイミング
    PER・PBRで確定している。損切りは自分が設定した状況から外れた場合、行うべき。
  • 平均線について
    平均線は足跡。短期の値動きと長期の値動きが視覚的に分かりやすい。ただし皆が見ている指標なのでエッジは無いだろう。
  • トレンドフォローについて
    トレンドフォローはドローダウンが付きまとうので資産が多く必要。
  • 塩漬けの強み
    無い。収益が良くて更に買い増すとかには強みがあるかも。

補足

バフェットさめのお言葉「誰がカモかわからなければ、そのゲームでは自分がカモ」ですね。


ボキュの強み、ねえ。

  • バリバリの資産バリュー
    低PBR(0.6倍以下)、高自己資本比率(60%以上)、兎に角倒産しない銘柄中心。
  • 3か月後と3年後
    3か月先に変化がある銘柄と3年後までに変化が起こりうる銘柄を組み入れてるかな。ここ数年は3ヶ月先の方が運用状況が良くてちょっと不満なんだが。
  • 変化が期待できる銘柄
    資産バリュー投資とはまた全然違うんだけどね。
    月次を観察して既存店の状況が軒並み100%を超えてる場合、同業他社を含めて平均的に組み入れてみたり、投資期が終わって利益が出てくるタイミングで仕掛けてみたり。この辺は長期で様々な銘柄を見ていかないと判断しにくいんだけど、まあこの作業は慣れた。ボキュのはてブみておくんなまし。
    この辺は相当、ひふみ投信の影響は受けたね。銘柄をパクろうとしている訳ではないけど結構重なることが多いし =)。

当方、億りたい意識は無くて楽しければ万事オッケー =)。でも儲からないとこのゲームは面白くないんだぜ!