2015年12月19日土曜日

今日の雑談 (12/19)

ブロックチェーン、どうなんですかね?


狭義だとビットコインと同様の仮想通貨としての可能性、広義だとP2P型の契約システムとしての発展が期待できそうに感じた。技術的な大きな発見、というよりは派生技術の組み合わせによる応用に近い。シェールガス革命のような感じだろうか。

仮想通貨としてのブロックチェーン

直近ではビットコインの実績が大きい。技術云々より国家暴力が介在しない、純粋に技術だけの運用で人々の信用を勝ち得れるのかどうか、という人類の歴史の実験だったように感じている。結論からすると、割と信用してくれて信用創造が可能だったことが実証されたのではないだろうか。

が、社会で一般的に使われるかどうかはやはり眉唾だ。

金融庁は、仮想通貨の取引所を経由したマネーロンダリングやテロ資金供与を防ぐとともに、利用者を守る観点から仮想通貨の取引所の登録制を導入する。
-- 金融庁、仮想通貨取引所の登録制導入へ 来年の通常国会に改正法案 | Reuters

ようやく仕組み作りが始まった感じだが、明らかに国家暴力の範疇でしか発展しそうもない状況で、少なくとも国内で仮想通貨を運用するメリットは殆ど無いのではないかと思われる。

契約システムとしてのブロックチェーン

P2P型の契約システムとしての可能性について検討が始まったばかり、という感じだろうか。処理するサーバーが無くても、契約システムが運用できるとしたら、何らかの可能性はないのかというのを模索している段階なんだろう。

既に中央集権型のシステムでもサーバー1台で運用されていることはほぼ無くて、この手のアクセスを分散させて複数のサーバーで手続きを行う運用はフツーに行われているので、今すぐ必要な技術とは思えないんですよね。

クラウドは、今までサーバー1台で1つの仕事しか請け負えなかったのを仮想的にサーバーを増やすことで効率的に仕事を割り振る事ができるようになった、という技術でした。仮想的に増やしたサーバーを他の人に時間貸しして儲けようとしたのがAWSやGCPだったりします。この時に重要な技術は仮想化技術で、上場企業ですと仮想化技術で一歩秀でたVMware社が注目されました。

今回はどうだろう。

技術的には目新しい物は少なく、今ある技術の組み合わせです。どこも似たり寄ったりですからね。今必要なのは、技術力ではなく社会的なインフラ整備かと思われます。法整備、運用実績の積み重ねが出来て初めてモノになる技術ではないしょうか。

現に、債権については電子債権記録法という法律により、電子債権記録機関における記録によってその権利の発生と移転の法律上の効果を担保する仕組みができており、こうした新しい法律上の枠組みの制定により、資金や証券以外の資産の移転分野にブロックチェーン技術が応用されていく可能性はあると考えられます。
-- ブロックチェーンの正体 | TechCrunch Japan

手形の電子化の話ですね。法的な整備が速やかに決まれば、大きな発展が期待できると思っています。

日本で、日本社会で、日本政府でその対応が期待できると思います?現段階では実験レベルで終わる気がします。相変わらず米国がこの手の技術に特攻しており、上手いこと社会インフラの構築に成功した暁にはその実績を元に、日本版Fintechと称して丸パクして運用することは十分考えられるでしょう =)。

結論からすると、今の株価は行き過ぎやで。


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