7618 PC DEPOT
PC DEPOTは、関東で展開しているパソコン専門店を運営している企業です。四季報の同業他社に3020 アプライド、3021 パシフィックネット。
今週はパソコン・ネットワーク専門店から、デジタル機器を活用する生活を支援する『スマートライフ店』への脱皮を進める 「ピーシーデポコーポレーション」をご紹介します。1994年の創業以来、1990年代はパソコンやプリンタ、ネットワーク関連機器 を中心に販売する専門店を展開していましたが、大手家電量販店がパソコン関連商品の販売を強化するなか、差別化を図る ために“技術サービス”に注力するようになりました。2003年に他店購入品も含めて全てのパソコンを診断・修理する『パソコン クリニック』を全店に併設したのを皮切りに、ウィルス対策、訪問サポート、通信回線設定などサービスメニューを拡充したり、 一連のサービスを月額固定料金で受けられる『プレミアムサービス』の提供を開始したりと、独自施策を次々と打ち出して きました。
加えて、機器販売中心からサービス提供中心への脱皮を明確にした新業態『スマートライフ店』の1号店を2013年8月に開店 しています。同業態は販売商品を絞り込み、来店客が座って店舗スタッフと相談するスペースを確保し、顧客1人ひとりの要望 に丁寧に応えながら商品・サービスを提供する店舗運営が大きな特徴となっています。同業態の店舗運営は、パソコンや スマートフォンなどデジタル機器の細かい設定が苦手なシニア層や、家族で複数のデジタル機器を持つファミリー層に支持を 受け、同社のサービス売上の拡大に寄与しています。また、新業態の店舗展開の幅が広がっており、小商圏で地域に密着した 都心型店舗を出したり、郊外の大型店では“スマートライフ”を具体的な形で見せるショールーム的な店舗を展開したりと、さらなる進化が図られています。同社は11月末現在、直営店52店舗の3分の1に相当する19店を新業態店としており、同業他社と は一線を画する存在となってきています。
PC DEPOTは以前、大和住銀日本小型株ファンドで取り上げました。
創業時こそパソコン本体、中古を取り扱うロードサイド店舗展開だったのですが、Windowsのシェアが天井を付いた時期から、パソコンの修理・サポートサービスを提供する店舗へ事業変更しました。ケーズデンキと協業し、店舗の一部にパソコンサービスを提供するサービスも行いました。経営者の野島さんのお兄さんは7419 ノジマの創業者でして、時折「何故ケーズと組んだの?お兄さんと仲悪いの?」という定番の質問を浴びせられてホッコリする場面がありました。
業態変更は直近の月次からも明らかでして、商品販売は80%程度なのですが、サービスは20%増の売上になっています。利益面からするとサービスの方が高いので生き残りには悪くないんじゃないかと思っています。
先日、新業態のスマートライフ店の様子を査察してきました。優待の消化をしたかっただけなんですけどね。中の様子は数年前とはガラッと変わっていまして、販売コーナーは1/3程度に縮小しており、殆どがラウンジとサポートセンターに割り当てられていました。かなりオサレな感じになってまして驚きました。変わるものですね。
直近ですと、東証1部への鞍替え上場があり、そのタイミングで増資をしています。当然、増資となると株価は下落する傾向が強いのですが、得てして想定しているよりも大きく下落することがあります。このタイミングは実に美味しくてですね、概ね増資で割り当てられた株が配られた直後あたりが、底値になることが知られており、まあ、このタイミングで買いますよね =)。
チャンスかどうかは増資後の資金の使い道に注目してください。
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いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
総資産の太り方が気になります。
場合によっては健全ではないかもしれません。ざっくり見た感じですと売掛金と棚卸資産の増加が目立ちますが、売上と比べると気になる太り方です。
続いてFCF。
2015年、2012年度の営業CFがマイナスなのが気になります。
2015年度は、2014年度の消費増税特需の反動で棚卸資産が増加。売掛金の増加は、プレミアムサービスを主力にしたため割賦販売が増加。決算説明資料から読むとそんな感じのようです。事業変更中故の財務なのかもしれません。
小売業ですので、すみやかに首が回らなくなる、という状況ではないでしょう。
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纏めると、PC DEPOTの優待で、アマゾンギフト券が買えたので割と使える優待かもしれません。家電量販店の優待って金券には使えないことが殆どなのでこれは貴重でしょう。
事業の成長を期待できるのなら面白い銘柄になるかもしれませんよ =)。
業態変更は直近の月次からも明らかでして、商品販売は80%程度なのですが、サービスは20%増の売上になっています。利益面からするとサービスの方が高いので生き残りには悪くないんじゃないかと思っています。
先日、新業態のスマートライフ店の様子を査察してきました。優待の消化をしたかっただけなんですけどね。中の様子は数年前とはガラッと変わっていまして、販売コーナーは1/3程度に縮小しており、殆どがラウンジとサポートセンターに割り当てられていました。かなりオサレな感じになってまして驚きました。変わるものですね。
直近ですと、東証1部への鞍替え上場があり、そのタイミングで増資をしています。当然、増資となると株価は下落する傾向が強いのですが、得てして想定しているよりも大きく下落することがあります。このタイミングは実に美味しくてですね、概ね増資で割り当てられた株が配られた直後あたりが、底値になることが知られており、まあ、このタイミングで買いますよね =)。
チャンスかどうかは増資後の資金の使い道に注目してください。
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いつものB/Sの確認。GMOクリック証券の財務分析より。
総資産の太り方が気になります。
場合によっては健全ではないかもしれません。ざっくり見た感じですと売掛金と棚卸資産の増加が目立ちますが、売上と比べると気になる太り方です。
続いてFCF。
2015年、2012年度の営業CFがマイナスなのが気になります。
2015年度は、2014年度の消費増税特需の反動で棚卸資産が増加。売掛金の増加は、プレミアムサービスを主力にしたため割賦販売が増加。決算説明資料から読むとそんな感じのようです。事業変更中故の財務なのかもしれません。
小売業ですので、すみやかに首が回らなくなる、という状況ではないでしょう。
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纏めると、PC DEPOTの優待で、アマゾンギフト券が買えたので割と使える優待かもしれません。家電量販店の優待って金券には使えないことが殆どなのでこれは貴重でしょう。
事業の成長を期待できるのなら面白い銘柄になるかもしれませんよ =)。
- http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/weekly/2006073104_W_20151218.pdf
PC DEPOTがオサレになっとるww pic.twitter.com/Pi8VxgUYua
— Mc.N@休職中 (@SyncHack) 2015, 12月 9
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