2015年12月5日土曜日

2705 大戸屋HD、3175 APカンパニー - 今日の決算説明会さん

決算説明会(@gantky1)さん、まとめページ

2705 大戸屋HD


大戸屋HDは、定食屋「大戸屋ごはん処」を運営している企業です。四季報の同業他社に2752 フジオフードシステム9945 プレナス3397 トリドール





定食屋セクターですとフジオフードのまいどおおきに食堂、プレナスのやよい軒が競合しそうですね。トリドールは何を競合店にしてるのかな。最近は、牛丼屋にしろ天丼屋にしろカツ丼屋にしろ定食を意識した品揃えを意識しているようにも感じますけどね。

「大戸屋ごはん処」は、他店より単価がやや高めに設定されている分、美味しい印象があります。セレブ御用達とまでは行かないまでも、生活レベルはやや高めの人たちが多く利用する感じでしょうか。私が査察に行った感じですと、有閑マダムと大陸からの観光客が多く利用していました。ちょっとしたリッチな日本食でも食べに来たんでしょうかね。

月次は、力強さは感じられないものの全店、既存店共に悪くはない成長を続けています。

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纏めると、外食の中では悪くない立ち位置なのですが、如何せん既に株価の評価が高く、優待目当てでなければガッチリホールドするのは難しい気がします。

何らかの突発的な要因で株価が落ちるタイミングで検討すると丁度イイかもしれません。


3175 エー・ピーカンパニー


APカンパニーは、居酒屋「塚田牧場」を運営している企業です。四季報の同業他社に3193 鳥貴族3082 きちり7621 うかい





外食の特徴として、参入障壁が異様に低いというのがあります。どこかの外食のビジネスが上手くいくと、その商品とビジネスモデルを自社に持ち込んで展開するという事が多く、ビジネスをパクられる前に圧倒的なシェアを確立しようとする傾向が強いです。また流行が廃れる速度も早く、廃れる前に次のビジネス展開を考えなくてはならず、結果的に多業種展開になりやすくなります。

現金商売なので資金繰りには困りにくいのですが、安定さ故に関係者全員参加の我慢大会になりやすく、労働環境としては良い方ではないでしょう。有効求人倍率の改善からか、労働者側の選択肢が増えてしまったことにより、外食の労働需要が減っているようです。すき家やマクドナルドの業績不振の一つに、労働者確保の難しさが挙げられています。

労働者を使い捨てしてきたのですから労働者から使い捨てられるのも因果応報のようでアレですな =)。それでも株価は堅調あたりなのは、資本家の業の深さを感じざるをえないのですが話がズレたね。

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APカンパニーの課題としては、既存店の月次悪化でしょうか。

上場時はとてもエッジのあった業態だったのですが、消費増税後は既存店の月次がずっと低迷しています。何を意味するかというと、今の業態が消費者に飽きられているのではないか、との懸念でしょう。現在も積極的に出店しており全体の月次は悪くないのですが、このままでは焼畑農業というか自転車操業の感があって不味いです。

カニバリズム(カニバニ、cannibalism)は最近良く聞かれるワードになりましたね。ざっくり言うと共食いです。「塚田牧場」という目新しい業態がどこでも見られるようになると希少価値がなくなり、消費者から飽きられてしまう速度が早まります。既存店の月次が落ちている要因の一つに、同じ地域にある店で顧客の取り合いになっているのではないか、との懸念から問い合わせているのだと思います。

ドミナント戦略というのもあります。これは同地域に集中して出店することにより独占した経営を行うことです。広告費や輸送費を削減する効果もあります。コンビニがその代表例なのですが、やっぱり集中し過ぎるとカニバニが生じやすくなり経営を圧迫します。ただコンビニの場合、FC経営が多いのでカニバニ上等な慣行があり、事業主がブラック化しやすくこれも社会問題として度々取り上げられていますよね。うん、話が逸れた。

外食はビジネスがパクられやすいというのが重要でして、一業種のドミナント戦略というのは上手く行きにくいという話がしたかっただけなんですけどね、ええ。


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居酒屋チェーン店にとって12月は決戦の月です。

12月の忘年会需要で多くの企業が大きく儲けを伸ばします。12月決戦に備えるために、その前の訓練と宣伝のために出店しているようなものです。そのくらい重要な月なのですが、消費者のお財布事情が大きく左右されます。

今年はどうなんでしょうね。冬のボーナスは3年連続で上昇だそうです。


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纏めると、直近の12月月次と既存店月次の状況に注目するべきでしょう。

増配や優待充実の検討があるようですが、長い目で見た時、それが正しい判断なのかはビミョーではないかと、私は思うのです。短期的な株価は別としてね。

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